#00プロジェクト始動!営業を学問として学ぶ時代へー熱き想いから生まれた「商い学」ー
こんにちは!経営コンサルタントの秘書をしております。今日は、弊社で新たに発足した大きなプロジェクト「商い学(あきないがく)」についてご紹介したいと思います。
現代版「商い学」を創る—熱い想いから始まったプロジェクト
今回のプロジェクトは、「営業」という大学でもあまり体系的に教えられていない分野を、理論に基づいた学問として世の中に広めたいという熱い想いから始まりました。弊社の本藤と営業の第一線で活躍してきた漆山さんがタッグを組み、この想いを形にすべく本格的に始動しました!
漆山さんについては下記記事をご覧ください。
なぜ「営業」は学問として体系化されていないのか?
営業は多くのビジネスパーソンが日々取り組んでいる重要な活動ですが、実際には体系的に学ぶ機会が少ないのが現状です。その理由としては、以下のような点が挙げられます。
経験依存/実践重視:営業は実際の顧客とのやり取りや現場での経験が重要視される分野です。理論よりも実践から得られる知識やスキルが重視される傾向があります。
個人の能力差:営業成果は個々の能力や人格、コミュニケーションスタイルに大きく依存します。そのため、一律の理論で説明・教育することが難しいとされています。
再現性の難しさ:市場の状況や顧客の要望など、さまざまな要素が影響しています。これらを一つの理論で簡単に説明や教育するのは難しいです。また、営業活動の質的な側面(たとえば、顧客との信頼関係)を定量的に測定・分析する方法も確立されていないため、再現性を確保することが難しいです。
多分野にまたがる特性:営業は心理学、社会学、経済学、マーケティングなど、多くの学問分野と深く関連しています。そのため、営業の知識体系はこれら異なる分野の理論や概念を統合する必要があります。このように多角的な性質を持つため、営業を独立した単一の学問として確立することが難しく、包括的な理解と研究が求められます。
「商い学」とは何か?
では、「商い学」とは一体何なのでしょうか?
現代社会において「商い」とは、単に利益を追求するだけのものではありません。江戸時代の商人たちは「三方よし」の精神で、売り手、買い手、社会全体の幸福を考えながら商いを行っていました。
商い学は、この伝統的な知恵を現代に再解釈し、営業やビジネスのあり方を再定義する試みです。営業活動を「学問」として位置づけ、理論性と再現性を持たせることで、営業がより魅力的で誇り高い職業となることを目指しています。
プロジェクト発足の背景と目的
今回のプロジェクトは、経営コンサルティング会社の社長・本藤と、8社の企業で経営者を務めた漆山さんが、「お客様に価値を届ける営業」への熱い想いを原点として発足しました。
特に漆山さんは営業の最前線で活躍し、多くの成功と経験を積んでこられました。ずっと極めてきた営業が体系的な学問として確立していくために、漆山さんの今持っていらっしゃる知識やノウハウをHuman Matureとコラボレーションして次世代へと継承していきたいと考え発足したのが今回の「商い学」になります。
「商い学」プロジェクトは、漆山さんの経験と弊社の知見を融合し、営業を理論的・科学的に分析して再現性のある学問として体系化することを目指しています。
営業を学問として再定義する意義
この取り組みは営業職の価値を高めるだけでなく、ビジネス全体の持続的な発展にも寄与できると期待されています。具体的には、以下の3つのポイントに焦点を当てています。
営業マンの誇りを取り戻す:営業活動が単なるノルマ達成ではなく、社会的意義のある職業であることを再認識します。
再現性のあるスキル習得:科学的アプローチにより、誰もが成果を出せる再現性のあるスキルを提供します。
持続可能なビジネスの構築:伝統的な商人の知恵と現代のビジネス理論を融合し、長期的な視点でのビジネスモデルを提案します。
今後の展望
数回の対談セッションを通じて、営業を理論的・科学的に分析し、そのエッセンスをまとめていきます。将来的には、これを一冊の書籍として出版し、多くのビジネスパーソンに届けたいと考えています。
また、「商い学」をベースにした教育プログラムやセミナーの開催も計画中です。営業という職業が持つ本来の魅力や価値を、多くの人々と共有していきたいと思います。
最後に
「商い」という言葉にどのようなイメージを持たれますか?利益だけでなく、人と人とのつながりや社会への貢献など、さまざまな要素が含まれているのではないでしょうか。
この「商い学」プロジェクトを通じて、営業やビジネスの新しい可能性を一緒に探求していきましょう。今後の展開にぜひご期待ください!