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過去も変わる~歩み続けることで過去の意味は変わり続ける! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

 過去は変わらない、変えられないと言われることがあります。
 私自身も以前は「過去は変えられない、しかし未来は変えられる」というフレーズをよく使っていました。

 しかし、実際キャリアに関する仕事を続け、同じ人からキャリアの節目ごとに相談を受けるようになると、少しずつ考え方が変わってきました。
 以前キャリアについて話を聞いた人から、しばらく時間が経過して(10年、5年、3年、期間は様々ですが)改めて聞いてみると、過去の意味合いが変わってる場面に頻繁に遭遇します。

 以前は、「苦い経験、思い出したくない経験」だったものが、何年か経験を重ねて振り返った際に、「必要だった経験、転機につながった経験」として語られるようなことがあります。
 勿論ポジティブなイメージに転じるだけでなく、ネガティブに転じることもあります。例えば「恵まれていたと思っていた経験」が「足かせになったいた経験」として語られることもあります。

 いずれにしても過去の出来事・経験そのものが変わることはありませんが、その意味合いは変化する、変わり続けていることがほとんどです。

 自分にとってネガティブな経験であればあるほど、自分の行動を制限するブレーキとして機能することが多々あります。
 「以前失敗したので…、上手くいかなかったので…」それも経験の活かし方かもしれません。

 辛い経験、悲しい経験、痛い経験、苦い経験など、思い出したくないものであればあるほど、ブレーキにつながっているかもしれません。
 しかし、どんな経験も財産であり資源であると言えます。
 全てをポジティブに捉える必要はありませんが、どう活かすかによって過去も未来も変わります。
 過去の経験に縛られるとよく言われるますが、実際縛っているのは自分自身かもしれません。

 歩み続けることで過去の意味は変わり続けます。
 経験した道のり、歩んできた道のりは、どれも唯一のもので貴重なものです。
 誰も歩んでいない自分自身の経験を大切に活用したいですね。

<ヒューマナイズ通信 2022.09.14掲載 一部修正>
 https://humanize.co.jp/

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