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今の自分に似合わない洋服を捨てるということ

 断捨離の中でも、特に洋服の断捨離については、本当にその気にならないと取り組むのが難しい。私も、着る人間は一人なのに、洋服の数が圧倒的に多すぎる生活を何年も続けていて、引越しというトリガーがなければ洋服を捨てることは勿体なくて、思いつくことすらできなかったと思う。

 でも、一度手を付けることができたら、結構あっという間に達成することができるのも洋服。賃貸物件のクローゼットには限りがあるし、家具としての衣装ケースやハンガーラックは、なかなかオシャレに活用することはできない。だから、とにかく部屋を片付けようと思ったら、まずは洋服の数を最適化するしかない。

 洋服の難しいところは、流行があって、ユニクロだって毎年少しずつ形が変わっていることと、すぐに購入できてしまうこと。そのため、洋服はうっかりしているとすぐに増殖してしまう。

 洋服を大事にするメリットは、洋服は1着1着が高価なので買い戻しづらいことや、まだ着用できる洋服を手放すのは勿体ないことなどが考えられる。
 一方で、洋服を断捨離するメリットは、クローゼットに余裕ができて驚くほど使いやすくなったり、1軍の服しか持たないことで1着に掛ける予算を上げることができたりすることが挙げられる。

 少なくとも、無駄な洋服や着用できない洋服を持っておく理由はないわけだ。というわけで、1in1outのルールを守りつつ、さらに洋服を断捨離することにした。

ルール

 いろんな本やブログから学んだ洋服断捨離のルールは以下のとおり、

  • 1~5年以上着用していない洋服は捨てる。

  • 汚れたり、傷んだりしている洋服は捨てる。

  • 今の自分に似合わない洋服は捨てる。

 このうち私にとって一番難しいのは、最後の「今の自分に似合わない洋服は捨てる」というものだった。今の自分に似合うから買ったんじゃないの!?
 でも先日お正月休みの間に、恐ろしいことに、「今の自分に似合わない洋服」を後生大事に数着抱えていることが判明した…。

今の自分に似合わない洋服

 お正月休み、せっかくなので着用していないけど、大事にしていた洋服を着てみようと思って、広目スクエアネックのリブニットを着てみた。
 全然似合わない。
 だいたい、リブがきつすぎで二の腕がぱんぱんに見えるし、スクエアネックが広すぎて似合わない…!この洋服の可愛いポイントであるはずなのに、真逆の評価になってしまう…!

 実は今冬、引越したこともあって、新しい土地を出歩くのが楽しく、外食を繰り返していた。そうしたら当然、体重は5kgほど増加したわけ。でも洋服を買うときは、前の体重の気分で購入していた。だから、太って体形が変わったのにも関わらず、さらに太って見えるリブニットなんかを購入してしまったのだった。しかも、ニットだからと試着もしなかったから、スクエアネックが広すぎることにも気づかなかった。

 あろうことか、同じようなリブがきつめのニットが3着もある。
 5kg痩せるのは簡単だけど(というか健康診断の関係上、絶対元の体重に戻さないといけない)、5kg痩せたときにもう一回この洋服を着るかというと、正直新しい洋服が欲しい。ユニクロで1着、その時新しい形のカシミヤのニットを購入したほうが満足感が高い気がする。

 というわけで、まさしくこの「広めスクエアネックのリブきつめのニット」は「今の自分に似合わない洋服」で間違いなかった。こんなの、もう断捨離するしかない。

 要するに、「今の自分に似合わない洋服」というのは、今の自分の体重や体形、髪型、好きな化粧、よく出かける場所等から鑑みて、鏡の前に立つと「あれ?」と思う洋服のことを言うわけだ。

 コスパがいいと思って色違いや微妙な形違いで3着購入したのに、結局断捨離することになり、最終的にはコスパ最悪になった。いくらニットでも、やっぱり試着させてもらうことが大事なんだな…。

 というわけで、「今の自分に似合わない洋服」を断捨離した初めての経験になった。お金さん、ごめんなさい。もっと大事に使います。

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