見出し画像

独り言も、それをとがめる事も、とがめる事を否定するのもハラスメントになる時代

職場で独り言が多い人がいる

「しまった、忘れてたー。どうしよ~」
「なんでー。早く言ってよ。もーこの人」
「よっしゃ。これでいけるぞー。よしよし」

みたいな感じ。

近年はこれら「独り言」もハラスメントになりかねない。

「あの人の独り言が気になります」
「まわりの人もみんな迷惑に思っています」
「なので注意してください」

と言われる事があるが、ひと昔前はそんな発想自体なかった。
(よほど病的なのは別として)

正直面倒に思うが、訴えを受けたからには、注意するしかない。

「わかりました。本人に言っておきますね」
といいつつ、心の中で反論を試みる。

そういうあなたも、思わず「あっ・・・」とか声出てるときありますよね。「しまった」「なんでー」「よし!」とかいってるのも聞いた事ありますよ。
それは単なるつぶやきだから問題ない?いやいや、それも独り言でしょ?
何文字からが「独り言」なんですか?っていうか独り言が駄目でつぶやきはOKの理由はなんですか?
うるさいから?それならあなたの隣の人が取引先と電話をする声のほうが大きいですよね。どう考えても席が離れてる人の独り言のほうがうるさくないでしょ。あなたにとって「うるさい」とは音量ではないって事ですか?じゃあ単に心の問題でしょ?

心の中で相手を論破する様


これはこれでハラスメントになりそうなので、心の中にとどめておく。


実際に「独り言」を不快に感じているのだから、
理屈でやりこめる意味もない。

では何故「独り言を不快に感じる」のだろう?

何か根本的な理由があるのかもれないが、
社会の不寛容が加速した結果であることは確かだろう。

いずれにせよ、本人になんの悪気もない「独り言」に対して注意をするのは、心理的負担がある。

それを要請するのも立派なハラスメントだと思わないでもない。

いいなと思ったら応援しよう!

まし  |  言葉の何気なインサイト
気に入っていただけた方は、応援お願いします!