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「ブレストは意味がない」その理由がちょっと違う

たまたま、某ポッドキャストで「ブレストの効果が研究の結果、否定されている」と聞いた。検索すると、大量に類似の記事が出てきたので一般的な見解のようだ。

ブレストの特徴は、対面、複数、かつリアルタイムでのアイデア出し。この条件では、周り評価を気にしたり、他の意見に流されたり、タダ乗りする人が出てくるので効果が出ない、という話しだ。

顔を付き合わせずに、各自が考えたものを持ち寄った方が良質なアイデアが出たという報告もあった。

その通りだと思うし、自分も予め、各自の意見を出してもらう派だ。

とはいえ、自分の感覚では、
問題は「対面でやるか」「別々でやるか」ではない。

「誰とやるか」の一点に尽きる

では「誰」がアイデア出しメンバーに適しているのかと言うと、経験上、以下に該当する人が好ましい。

当事者意識がある

集団によるアイデア出しの最大の難点は、「当事者意識の分散」だろう。自分がなんとかしたいと、真剣に考えいる人だけでやった方がいい。


発想力が高い

ビジネス上のアイデアには、当然良し悪しがある。
好みの問題ではなく「質」の問題だ。
質が高いアイデアを出せる人だけでやった方がいい。

課題起点で考えられる

これが最も大事。「そもそもの前提や問題って何?」から考える人からは、建設的なアイデアが出る傾向がある。

上記に該当しない人からは、どんな方法であろうと大した意見やアイデアは出ないだろう。ましてやブレストなど、時間の無駄でしかない。

ゾッとする事に、上記適性のある人が誰もいないブレストを良く見かける。当然、かなりの確率で残念な結果となっている。



もちろん、アウトプットに結果が求められないなら、必ずしも、条件外の人材を外す必要はない。みんなでワイワイ、自由に意見出せるのも、それはそれで大切だ。

しかし結果を求めるのであれば、大した意見を出せないメンバーは必要ない。

極論、1人で考えた方がマシだ。

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