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末法濁悪とやらは本当らしい。

濁った人間による、濁った社会。

障害者の側にいて、優越感に浸る職員もいる。
マザコン男は言った。
「同じ闇を抱えている」と。
濁った目では、何も見えなくても当然のこと。

彼の持つ「闇」とは、
自分はこんなに優秀な人間なのに、
なぜ人に忌み嫌われるのだろう、
そんな闇。

私とは全く異なるもの。
挙句の果てに、
私のイラストを利用して、小遣い稼ぎを企んだ。

恋人を平気で裏切り、親にも嘘をつき、
私の部屋で、猫に嫌われながらも、動物好きをアピールしていた。

幼い頃からちやほやされてきたらしいが、
社会に出た途端、それは通用しなかったようだ。

憐れな人

敏感な人ならすぐわからるだろう。
うわべだけの優しさか、
根っから優しい人間か。

彼は残念ながら前者だった。
ただの偽善者。
外面は良いように見えるけど
動かすのは口だけ。
行動を見れば明らかだ。

世の中そういうものかもしれないけれど、
他者の傷は二の次で、
自分にとって得すること、いいとこ取りして生きること、
みんなそんなもんだと開きなおって
わかったような口ぶりで言っていた。

そんなふうになれたら楽だろう。

そんなふうになれたら
どれだけ生きやすいだろう。
容易く泣けたら優しいのだろうか。
泣けない人間は
内側であらゆる感情が膨らんでいく。
それが破裂した時、
自分を傷つける行為に走ってしまう。



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