良かった作品 2022年4月
紹介 / 感想を書きます。
アオのハコ
https://shonenjumpplus.com/episode/3269632237320695015
週刊少年ジャンプ連載の王道青春スポーツ恋愛もの。憧れの先輩と腐れ縁の幼馴染のダブルヒロイン体制。一番いいやつです。
幼馴染ポジションである蝶野雛さんがあまりにもサブヒロインとして理想的で、いままでは友達だったのに、ふとした瞬間に相手を意識してしまって、恋には無自覚な感じなんだけど、目で追ってしまうようになって。このグラデーションの美しさ、友達以上恋人未満の関係性、これが最高なんですね。
ガクサン
https://comic-days.com/episode/3269754496624186649
参考書の出版社を舞台にしたお仕事コメディ。参考書そのものの魅力はもちろん、職業モノとしても楽しく読めた。夢中になれるものが無いことに劣等感を感じていた主人公が、仕事に面白さを見出していく過程が良い。
右も左も分からない中途入社の女性主人公(割とポジティブ)と偏屈参考書オタクの長身男というバディもかなり好きなやつだったので良かった。
さよなら絵梨
https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496858728104
藤本タツキの新作読み切り。面白かった。読み返すたびに発見があり、いろんな解釈ができる漫画だと思った。初読時はラストで?になったけど、何度か読み返してメタ構造を把握すると、爆発オチ以外にないなという気がしてくる。
いろんな人の感想を読んで、あーこういう解釈もできるよなーと気づいたり。本当に人によってどう感じるかは千差万別のようで、感想を読むのが楽しい。時間が経ってから読み直したら、また別の感想が生まれそうな感じがある。
個人的に一番刺さったのは、なんのために記録を残すか、みたいなところで、美しい思い出として残すことについて作中で語られていたけど、この毎月の良かった作品という記録も言ってしまえば同じようなモノで、どう思い出すかは、自分がどう文字に残すか次第なんだよなと思ったり。
記録することの一つの側面というか、自分がこういう記録を残しているのは、あとあと読み返したときに、あーこの時の自分はこういう風に感じていたのか、みたいに浸れるのが好きというか、そういう目的もあったりしたので、なんというか、これからもこういう記録は続けていこうと思った。
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