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司書?あー図書館で働いてる人ね

故あって司書資格を取得するために勉強をしているのだけど、
これを他人に説明するのがまあ難しい。
一番聞かれるのが「何を勉強するの?」という質問。
司書資格は国家資格に定められているだけあって、
仮に大学で取得する場合最低でも15弱の科目と25弱の単位を取得する必要性がある。
内容としては図書館とはなんぞや的な話から図書館にある資料を整理するための技術的な話、利用者に情報を提供するレファレンスサービスについて、果ては、経営やホームページの仕組みなんてものまで扱う。
図書館業務に直接関係ないじゃないかみたいな内容も少なくない。
というのも、司書資格は大まかなくくりでいうと「図書館情報学」という情報学の部類に分類されるからだ。
しかもこれは図書館とついているのに情報学の側面が非常に強い。(確か『ゆる言語学ラジオ』さんでこの辺について分かりやすく解説されていたので是非)
とどのつまりは、理系でも文系でもないし扱っている内容も幅広すぎて一言で説明できないのだ。
学んでいる側からしたらさしたる問題ではないのだが、いざ人に説明するとなるとなかなかどうして困ったことになる。

知り合い 「何学んでるんですか?」
自分   「図書館情報学です、司書って言えばわかりやすいですかね」
知り合い 「あー、図書館の」
自分   「そうです(伝わった…か?)」
知り合い 「図書館情報学って何やるんですか?」
自分   「あー、図書館の本の背に貼ってあるラベルに書く内容…と   
      か?利用者さんへのサービス…とか?ですねー」
知り合い 「へー、そういうことやってるんですねー。」
                               〈終〉


つまらないやつである。
確かに私の説明不足はあるかもしれないが、つまらなさすぎる会話である。
というか、図書館情報学ですといった時点で相手の興味は9割方消え失せているといっても過言ではない。
そこから先の何やるんですか?のターンは最早社交辞令と言っても良い。
確かに、図書館を普段利用しない層からすると図書館情報学や司書なんて興味もなければ、あーこれ説明聞くのダルいやつだとなるだろう。
でもさあ、なんかもうちょっとない?君から聞いてきたんだしさあ…
と毎回なる。

確かに私が普段会話する人々は図書館どころか本にすら興味の無い人が多いのは事実である。
しかしながら、毎回このテンプレを繰り返すと流石に心が悲しくなる。
泣いちゃうよ、いや泣いてるね心は。
というか図書館自体に興味ない人多くない?
税金で運営されてるんだよ一応、君たちの税金で。
身も蓋もない言い方をするけど、タダで音楽も聞けるし映画も見れるし本も読めるんだよ。(意外とマンガとかアニメもあるし)

確かに図書館というと静かで堅苦しい場所というイメージが有ることは否定しない。
公共施設である以上そういう側面はあるし、一概にエンターテイメント施設的なものであるとも言い難い。
ただ、この情報化社会において情報(しかも有料の)を無料で享受できる空間を興味が無いということだけで一蹴してしまうのは非常にもったいないないなぁと思ってしまったりしちゃうよねという。

ググれば何でも出てくるし、サブスクに登録すれば映画もアニメもドラマも見放題だし、そもそも図書館なんて行くことすらダルいし。的な考えはよく分かる。(筆者も極度の出不精です)

ここで一つ情報の信憑性や貴重性について話しておこう。
基本的に情報というものは無料なものほど信憑性が低く貴重性も低い。
Twitterの投稿やブログに書いてある誰が書いたかわからない情報なんてものがその代表例だろう。
一方で有料の情報はある程度その情報の信憑性や貴重性が担保されていると言える。
それは情報というもの自体に価値があるからだ。
価値のあるものには値段がつくのがこの人間社会。(シイタケよりトリュフのほうが高いでしょ?)
例えば百科事典を考えてみよう。無料の百科事典にWikipediaというものがある。(大学のレポートとかで参考文献にするなと言われるでお馴染みのアレ)
あれはインターネットさえあれば無料で誰でも読むことができる。
その上誰でも編集することができる。
よって、内容が割と間違っていたり不足していることがある。
荒らし行為なんてものも珍しくない。
一方で有料の百科事典「ブリタニカ」(学校の図書室とかにおいてある、ラーメンズのコントでも出てきたアレ)を考えてみよう。
ブリタニカに掲載されている情報が間違っていたという事例を知っているだろうか。確かに探せば多少はあるかもしれないが、Wikipediaと比べればその差は歴然だろう。
そもそもブリタニカを利用する際にその情報が間違っているかもしれないと考えたこと自体ない人も多いだろう。

要するに、情報はその情報を得る対価が大きいほど基本的には信憑性や価値などが増すといえる。(この限りではない場合も多いけどそこはメンゴ)

図書館の話に戻ろう。
図書館においてある情報はその殆どが有料の情報である。すなわち信憑性がある程度担保されている情報であるということになる。
図書館に存在するほどの量の情報を個人で集めようとすればどれだけのコストが掛かることだろう。きっと時間も費用も一般庶民では不可能なはずだ。

もう一つ今度は人生における選択機会について話しておこう。
人間は人生においていくつかの選択機会に直面する。
進学、就職、結婚、事故、etc…
その際に人間は何をもとに選択を行うのか。
情報である。情報にほかならない。俺は感情だけで生きてるぜ的な人もいるだろう、大いに結構。文脈が読めないやつは回れ右して帰れ。
冗談はさておいて、選択機会に参考にする情報は普通ならば信頼できる情報が良いだろう。
でもどうせなら無料で手に入れたいと思いませんか?

そんな都合よく無料で信頼できる情報を手に入れることができる場所なんてあるわけ…

というわけで、皆さん図書館をじゃんじゃん使いましょう。
使ってください。マジで。本当に。1回でいいから。
リクエスト制度なんてものがある図書館だったらワンチャン好きな本がタダで読めるかもよ。

そんなこんなでここまで読んでくれた皆さんありがとう。(1人くらいはいる…よね…?)
できればスキしてくれると嬉しいな~(小声)
コメントなんて残してもらえたら小躍りしちゃうかも笑

そんな感じで今回は終わろうと思います。
できれば他の記事も見てくれるととっても喜びます。
それでは、次の投稿でお会いしましょう。
さようなら~

PS:投稿する度に文脈も変わるし内容も変わるし情緒不安定かな?




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