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碧と海

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連載小説「碧と海」のまとめ 高校3年生の海斗はアレが出来ない。ゲイだと偽ってレズの桂木に恋人のフリをしてもらうなど、いろいろこじらせている。自分の空白の記憶を探しにやって来た伊豆…
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#美少年

『碧と海』 連載小説【10】

   ぶぶぶぶぶ  芝辰朗は、何の解決も与えてくれなかった。「何か困る事があったら連絡し…

深乃ふか
6年前
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『碧と海』 連載小説【12】

 海が見たかった。  電車やバスの中からチラチラと見てはいたけど、全身で海を感じたかった…

深乃ふか
6年前
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『碧と海』 連載小説【13】

「うそだろ」  俺は慌てて緑の君が落ちた場所へ近づいた。  波が断崖を叩き付けている。人…

深乃ふか
6年前
4

『碧と海』 連載小説【14】

「あ、そうだ」  バス通りを歩いている途中、緑の君が思い出したように引き返す。何処に行く…

深乃ふか
6年前
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『碧と海』 連載小説【15】

    ぶぶぶ らぶらぶ  高校二年のクリスマスの夜。  俺と桂木はコーヒーショップで …

深乃ふか
6年前
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『碧と海』 連載小説【16】

   ぶぶぶぶぶぶぶぶ  気がつくと部屋は真っ暗だった。  あまりの暗さに、時間と場所の…

深乃ふか
6年前
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『碧と海』 連載小説【17】

 早瀬がトイレから帰って来てその話は終わりになったが、代わりによく話す明日香さんから早瀬とは児童擁護施設で一緒だったということを聞いた。二人は小学生の時にその施設に入ったらしい。  明日香さんは小三の時。早瀬は小六の時。 「あたしのパパはあたしが小さい頃に病気で死んじゃったの。ママは頑張ってたけど、自殺しちゃった。それで『よつ葉園』に行く事になって、碧は後から入って来たんだよね」 と、明日香さんは自分の生い立ちをさらっと言った。決してさらっとした生い立ちじゃないけど。

『碧と海』 連載小説【18】

 『ペンション アリゾノ』に戻った俺は、ランドリーで海水に浸された服を洗った。その間にシ…

深乃ふか
6年前
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『碧と海』 連載小説【19】

   ぶぶぶぶぶぶぶぶぶ    眩しくて目が覚めると、窓辺のハンガーポールに掛けられた『…

深乃ふか
6年前

『碧と海』 連載小説【20】

 その『ジョリーズ』というファミリーレストランは、俺が知ってるチェーン店のどれでもなかっ…

深乃ふか
6年前
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『碧と海』 連載小説【21】

   ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ  早瀬の部屋は俺が泊まっている部屋と同じくらいの広さだったが…

深乃ふか
6年前
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『碧と海』 連載小説【22】

「もしかして、昨日も?」  早瀬が入って行ったカーサ鈴木の部屋。後から入って行った男。出…

深乃ふか
6年前
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『碧と海』 連載小説【23】

   ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ  中学一年生の冬、生まれて初めて射精をした。夢精だった。そ…

深乃ふか
6年前
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『碧と海』 連載小説【24】

  ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ  つるん、としたほろ苦いプリン。  甘酸っぱいオレンジジュース。  ふわふわとろける生クリーム。    ママには秘密だよ。  ママが知らない魔法だよ……。  嘘。  お前はパパじゃない。  もう、夢に出てくるな。  俺が言う。夢を見ている俺が言う。  真っ黒な、真っ黒なメガネをかけると、赤いジャケットの男。  現れた。いつもの、赤いジャケットの男だ。 「見てるよ」  男はそう言ったような気がした。  見てる? 何を、