ハイボールを飲んでみる#5
今週の土曜はイレギュラーで仕事があった。イレギュラーで入った仕事なので、もちろん仕事内容も初めて。よっしゃ、今週はこれでええか、と思ったが、受動的すぎる気がしたので変更した。
ハイボールを飲んでみた。
新しいことをやってみる全五回のうち、2回が「飲んでみる」…我ながら水分への飽くなき探究心と、困った時は頼んだことないメニューを頼んでみようという精神が丸見えだが、ここは一つ見逃していただきたい。それに実際のところ、ずっと気になってはいたのだ。尊敬する職場の先輩が毎回毎回ハイボールばかり頼む人なのだ。(この前一度だけ違うものを頼んだと思ったら、ガリサワーだった。あれも飲んだことはないが、あんま飲みたいと思わなかった)
その先輩への憧れもあるが、あのよく見るハイボールのジョッキの感じにも憧れがあった。なんだか、あれを飲んでるだけで大人に見える。
普段は梅酒のソーダ割かカシスソーダかその店にしかなさそうなへんなサワーを頼むお子ちゃま肝臓の私にとって、ハイボールとはそういう飲み物なのだ。
ということで頼んだハイボールは、レモンサワーのグラスでやってきた。
一瞬間違えられたのかと思って一口飲んでみたら、がっつりハイボールだった。なるほど、この店は結構使い回すタイプのお店なのね。ま、そっちの方が洗い物を置く時に均等になっていっか。そっかそっか。…あ、ていうかさ、今ぬるっとハイボールデビューしちゃったよ私。レモンサワーかも…とか思いながらちびっと飲んだ一口が私のハイボールデビューになっちゃったよ。悲しいよ。もっとさ「ハイボール飲みます!」て顔して飲みたかった。あんな伺うようにちびっと一口じゃなくて、ぐいっと。何ならレモンサワーだと思って飲んだようなもんだよ、あれ。
初めて飲んだハイボールは、麦茶みたいだった。なんというか、癖がなさすぎて面白くいけど、ぐいっと飲めちゃう。本当にかもなく不可もない。あの先輩はこんな無機質で癖のないものを飲んでいただけで、俺に憧れられてたのか。なんだよ、ずりぃよ。
次は日本酒か、ウコンの力かしら。