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母はケアマネさんがおキライで?
母の担当のケアマネさんは、私とほぼ同年代の元看護師の方です。
性格も穏やかで話しやすいし、いろいろな提案をしてくださるし、私としてはとても心強い存在でもあります。
しかし、母にとってはそうでもないようで・・・。
初回訪問時から母の態度が悪くて困っています。
私は母の性格から、「母が嫌うタイプの人間」がなんとなくわかるのですが、今のケアマネさんは決してそういうタイプではないのです。
たぶん、「娘が自分のことをあれこれと話す人」だから嫌うのだと思います。
母は病気や手術によって高次機能障害となっても、もちろんプライドはあります。
だから「〜ができない」とか、人からあれこれ評価されるようなことが嫌なのです。
そして「またどこかに連れて行かれる」と思ってしまうのです。
どこにも行きたくない母↓
私も早々に察知して小声で話したり表現の配慮をしたりするのですが、同じ空間にいたら必然的にそういう空気は敏感に感じ取ってしまいます。
事前にケアマネさんが来ること、ケアマネさんとはこういうことをしてくれる人、というのを説明はするのですが、母がきちんと理解するのはなかなか難しい。
当初は私も他に相談できる人がおらず、ケアマネさんにはいろいろと聞きたいこともあったし、母の状態もわかってほしくて、話したいことがたくさんありました。
なのに母は歩行が安定していなかったのに家の中を歩きまわって落ち着かなかったり、家から出ようとしたり。
そうなると私も話どころではなくなってしまいます。
話の途中で切り上げて、ケアマネさんに帰ってもらうこともありました。
電話だとしても、私の話す内容が母に聞こえてしまうと、そういう空気はびっくりするくらい敏感に感じとって一気に不機嫌になるし、私が別室に行くと母から目が離れ危険だし・・・
母によって私が出すSOSが外に伝えられないのかと思うと、それは怖いことだなと思いました。
同じ場所では話せないと思い、母のリハビリ中にケアマネさんにリハビリ病院まで来ていただいたこともありました。
今でもメッセージでのやりとりが一番助かります。
毎月のモニタリングは結構憂鬱ではあります。
当初に比べれば母の理解力は改善しているので、表向きはいい顔ができるようになってきました。
しかし話が少し長くなってくると(たぶん10分くらい)、母はトイレに行ったり他の部屋に行ったりするようになります。
今は歩行も安定しているので、外に出ないかどうかだけ注意しています。
先月はケアマネさんとの話の途中で母の確認に行ったら、私の部屋で口を一文字にして正座して待っていました。
お互いが生活しやすくするための話し合いなのに、お互いがストレスためながら耐えています。
その空気を夜まで引きずらないように、ケアマネさんが帰ったら「さぁ、美味しい紅茶でもいれて、お菓子食べよう!」と声をかけて、親子それぞれストレスを鎮めています。