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大丈夫、なんとかなる。



「今まで色々乗り越えてきたんだから、
大丈夫!なんとかなる!!」

ということを、いつからかわからないけど、
よく思っていた私。

人生でこれでもかというくらいに
次々といろんなことが続いた時期も
あったけど、

その言葉が頭のどこかにあった。

だから、不登校で悩む今も。

「今はものすごくつらい時もあるけど、きっと大丈夫!なんとかなる!」
と、心の底では思ってる。


学校に行きたくないを私に伝えてくれて、
私もそれを受け止めて


ただただ元気でいてくれたらいい

そう思いながらも

時々「どうして我が家はこんなつらい思いをしなきゃいけないの…」

と、なんともいえない気持ちになるときがある。

きっとみんな話していないだけで、
いろんな悩みを抱えながら、
周りに助けられながら、
過ごしているんだろうな…


本当は何もやる気が出なかったり、
ご飯を作る気力もなかったり、
胸が苦しくて、不意に涙が溢れそうになることがあったりする。

だけどなんだろなー。

先生や周りのみんなの前では、気を張って、

不登校も家で荒れちゃうのも
上の子で経験してきたから
右も左もわからないあの頃に比べたら〜
なんて無理に明るく話したりして。

何してるんだー自分。
ってなるときがある。

不登校を経験してるのはたしかに大きい。

はじめだらけだった、1番目っこのとき。
かなりぶつかって話し合ってきたから…夫も前よりわかってくれるようになってきた。


あーあの時もこうだったなあ…同じだなぁ。
こういう時は、こうした方がよかったんだよなと思うことも多々ある。

だけど、何回経験していても、平気なことなんてない。
正解がないし、やっぱり苦しい。

家を安心できる場所にしたいのに、
私自身にゆとりがなくなってるから
ちくちくしてる。

ちくちくしてるから、
家で些細なことがきっかけで荒れてしまう
子どもに対して、こちらも強く言っちゃうし
自己嫌悪に陥る。

家の中だけど、少し距離を置こう。
少しだけ深呼吸しよう。
そう思い、布団にもぐる。

すると私とよく似ている1番目っこが、
一緒についてきて、隣にきた。

しばらく2人で「無」になる


そのあと急に
「お母さんも胸痛い?私も胸が痛い。
しんどいよね…わかるよ。」と言いながら
小さい手でトントンしてくれた。

そして、
「お母さんは今コップの水はどのくらい?私は半分かなぁ…」と話し出した。


これは以前、私が何かの本か記事で読んだものを1番目っこに伝えたことがあって。

「どうして学校行けないのかな。なんかわからないけど行きたくなくなっちゃった。」
と話してくれた時。

今は心のコップのお水がカラカラになっちゃったのかなー?お母さんもいろんな本を読んだりお勉強して知ったんだけどね、
お水がいっぱいになってたら気持ちが満たされて、またやってみよう!ってパワーもあるんだけど、お水がカラカラになってたら、いつもなら大丈夫なことでもしんどかったり、頑張れない時があるんだって。だからそんなときは無理せず、ゆっくりしよう。

そんなことを話したのを覚えてたんだね。

「〇〇(1番目っこ)もしんどいのにトントンしてくれてありがとう。お母さんコップの水カラカラだったかも。」

そう気づかせてくれた。

そして、苦しい時に「しんどいよね…わかるよ」って気持ちに寄り添って、トントンされるだけで落ち着くことも改めて気づかせてくれた。

そこへ真ん中っこと末っ子もやってきた。


3人の子どもたちを1人ずつ抱きしめながら

「だいすきだよー産まれて来てくれてありがとう。」を伝える。

今日よかったことは何ー?
楽しかったことは何ー?
色々聞いてみる。

「あそべたことー!」
「よかったことは、みんなでお話しできた今!コップのお水がいっぱいになってあふれたー!」

あー、よかった。
「お母さんも今みんなと過ごせて、お話しできて、コップのお水いっぱいになった、ありがとう!」


あんなに辛かった1年生を乗り越えた1番目っこは、今こんなに優しい、人の気持ちに寄り添える子になってる。

真ん中っこも今1番つらい時期だと思う。
けど、きっとあなたなら大丈夫。
コップのお水がいっぱいになるまで、
一緒にゆっくりしようね!

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