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トレイルランをする前に自らの便で体調を測る

便が体の健康状態を反映する「パロメーター」として重要視されるのは、消化器系や食生活、さらには水分摂取の状態を知る手がかりになるからです。理想的な便にはいくつかの特徴があります。

理想的な便の特徴
1. 形状: バナナ状で柔らかすぎず硬すぎない、滑らかな便が理想です。
• 硬い便: 水分不足や繊維不足が原因の可能性があります。
• 水っぽい便: 腸内の炎症や感染症が関係する場合もあります。
2. 色: 健康な便の色は茶色。これは、胆汁(胆のうから分泌される消化液)が適切に働いている証拠です。
• 黒い便:消化器系の出血の可能性。
• 赤い便:直腸や肛門の出血の可能性(特に痔や裂肛)。
• 白っぽい便:胆汁の分泌異常。
3. 臭い: 強烈な悪臭がない。腸内の悪玉菌が増えすぎると、悪臭が強くなることがあります。
4. 浮くか沈むか:
• 健康な便は基本的に水に「ゆっくり沈む」ものです。
• 浮く便は、腸内にガスが多いか、便中の脂肪分が過剰な場合に起こることがあります。必ずしも「浮く便=健康」とは限りません。

水に浮く便が良いという説
この説は、食物繊維や腸内ガスの影響によるものかもしれません。
• 食物繊維が豊富な食事を摂ると便が軽くなり、浮くことがあります。
• しかし、脂肪が吸収されずに便に含まれる「脂肪便」も浮く場合があります。これは膵臓や消化吸収に問題がある可能性があるため注意が必要です。

健康的な便を保つためのポイント
• 食物繊維を十分に摂取: 野菜、果物、全粒穀物、豆類を食べる。
• 水分をしっかり摂取: 1日1.5~2リットルを目安に。
• 腸内環境を整える: 発酵食品(ヨーグルト、納豆、味噌など)を取り入れる。
• 規則正しい生活: 睡眠や適度な運動を習慣化する。

注意が必要な場合
便の異常が1~2回程度なら問題ないことが多いですが、以下のような場合は医師に相談することをおすすめします:
• 数日~数週間続く下痢や便秘。
• 血便、黒色便、または脂っぽい便。
• 激しい腹痛や発熱を伴う便の異常。

便を観察する習慣を持つことは、健康管理の第一歩です!

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