一軸走法？ニ軸走法？ロードラン編

ランニングフォームについて調べていると、「一軸走法」と「二軸走法」なんて専門用語が出てくる。まるで自動車のドライブモードみたいだ。これを知ったとき、まず頭に浮かんだのは、どっちが速いんだろう？ そして、もっと大事なことに気づいた。そもそも自分、そんな走り方、意識したことあったっけ？

一軸走法は「軸を一本にして走る」、つまり体の中心をまっすぐに保ち、左右にぶれずにスムーズに走る方法らしい。言ってみれば、モデルウォークに似た感じ？ いや、モデルがランウェイで全力疾走してる姿は想像したくないけど…。一方で二軸走法は、両足がそれぞれ独立していて、足が左右に広がる動きが自然な走り方とのこと。どっちが自分に合ってるか試してみたい気持ちが湧いてきた。

まずは一軸走法。頭の中で「中心を保つ、軸はぶらさない」と念じながら、真剣に走ってみた。しかし、10分後には両肩がガチガチ、まるで棒人間になったような感覚だ。背筋は伸びているが、完全にロボット状態。「これが正しい走法だ！」と自己暗示をかけながらも、周りの人からは何をやっているんだ？ という視線が痛い。モデルウォークどころか、ただの不自然なオブジェだ。

次に二軸走法。足を広めに、体を自由に動かすことを意識してみる。お、これは…なんだか気持ちがいい！左右に多少揺れるけど、自然な感じ。自分が風になったかのように軽やかだ。ランニングフォームにこだわるのもいいけど、楽しく走るのが一番だと再確認。しかも、ポテチを食べ過ぎて出っ張ったお腹が、二軸走法だとバランス取れてる気がする（気のせいだと思いたい）。

さて、どちらが良かったかといえば、意外と二軸走法が自分にはしっくりきた。そりゃ、ガチのマラソン選手なら一軸でスムーズに走るのが正解かもしれないけど、僕はただの一般ランナー。ライバルは過去の自分でもなければ、一軸か二軸でもなく、やっぱりソファとポテチとコーラだ。

結論。フォームなんてどうでもいい。楽しく、無理なく走れるのが一番。次はどっちの走法かなんて気にせず、ただ風を感じて走ろう！