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風に押し戻される日は、逆境を楽しむトレーニング日!

今日もランニングシューズを履き、意気揚々と外に出ると、顔にビュウっと突き刺さる冷たい風。「おぉ、これはただごとじゃない!」と気合が入る。普通のランナーなら、今日は中止を考えるかもしれない。だが、我々は普通じゃない。「風が強い日こそ、逆境に立ち向かうための特訓日!」そう自分に言い聞かせ、コースに足を踏み出す。

一歩、また一歩と走り出すが、すぐに気づく。これはもはや「走る」というよりも、風と綱引きをしている感じだ。前に進もうとすると、風がドーンと押し戻してくる。まるで見えないラジオ体操軍団が「お前の走り、まだまだだな!」と笑いながら、背中を押してくるような感覚だ。内心では「なんでこういう日に限って、向かい風なのか?」と愚痴りたい気持ちが湧くが、それを抑え、「よし、これはトレーニングの一環だ!」とポジティブに切り替える。

途中、風にあおられた落ち葉が顔にペタっと張り付き、視界を奪われる。「これはもはや自然のいたずらか?」と笑いながら、葉を取って走り続ける。そのたびに、また風がビュンと顔をかすめるが、それもなんだか楽しくなってくる。「風さん、今日は本気だね。いいね、もっとやってくれ!」と、自然相手に会話する余裕すら出てくるのだ。

そして、ちょっとした上り坂に差し掛かる。ここで風はまさにラスボス級に強力になる。「お前はここで止まるべきだ!」と言わんばかりに、全身にプレッシャーをかけてくるが、こちらも負けじと前進。ポテチを頬張ってソファに座る自分が頭をよぎるが、それを振り払って足を踏ん張る。「ソファでのんびり?いや、今日は逆境に勝つ日だ!」と再び気合を入れる。

風は強いが、ふと立ち止まって振り返ると、後ろから吹いてくる風景の中に広がる大自然が目に飛び込んでくる。これも、風の日ならではの特権かもしれない。清々しい気持ちとともに、少しずつ疲れが吹き飛ぶような感覚が訪れる。そして、こう思う。「風があるからこそ、この景色がもっと美しく感じるんだな」と。

最終的には、ゴールにたどり着いた頃には、まるで風に鍛えられたような気分だ。「今日も強くなったな、俺!」と胸を張り、最後は風とハイタッチ。「風よ、また次回もよろしくな!」と、なんだか友達が増えた気さえする。

そう、風に押し戻される日は、単なる困難ではなく、逆境を楽しむトレーニング日なのだ。

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