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ランニング嫌いが教える、絶対に楽しめるジョギング法。

それは、走るのではなく、「見せびらかす」ことだ。そう、ジョギングは単なる運動じゃない。「俺、やってるぜ」という自己演出の場なのだ。だからランニングウェアはもちろん、一流ブランドで武装することが最優先。シューズは蛍光色、シャツはピッタリ、時計はスマートウォッチ。性能なんてどうでもいい、とにかく「それっぽい」が正義だ。通りすがりの人々に「あの人、デキる男(女)だな」と思わせたら勝ち。これが第一のモテ要素だ。

次に、走る場所だが、人目につかない場所は避けよう。公園でも住宅街でも、できれば人が多く集まるところがベスト。特に、朝のカフェの前なんて最高のジョギングスポットだ。ランニング後に汗をかきながらカフェで一杯、なんてシーンは、もう映画の主人公。さらに、途中でスマホを見ながら少し休憩するフリをして、「忙しい仕事の合間に健康管理を怠らない自分」を演出しよう。通りすがりの人が「なんてストイックな人なんだ」と感じてくれれば大成功。これが第二のモテ要素だ。

走るペース?そんなもの、気にする必要はない。大事なのは「いかに努力しているか」を見せること。むしろ、ゼーハーと息を切らして苦しそうに走る姿こそが、あなたの真剣さをアピールする最大の武器だ。「うわー、頑張ってるな」と思わせたら勝ちだ。そして、途中でわざと遅く走っているお年寄りや犬の散歩をする人を追い抜くときは、少しだけスピードを上げて、風のように駆け抜ける。その瞬間、「速い!」と周囲に思わせるのがポイント。これが第三のモテ要素だ。

そして、ジョギング中にすれ違うランナーとのアイコンタクトを忘れてはならない。軽くうなずいて「俺たち、同じランナー仲間だぜ」と目で語り合うのだ。偶然、タイプの人と視線が合ったなら、それはもう運命。ジョギングの最大の楽しみは、こんな偶然の出会いにあるのだ。そして、その日のジョギングが終わったら、スマートウォッチのデータをSNSにアップするのもお忘れなく。「今日は◯km走りました!」なんて投稿で「頑張ってるね!」というコメントや「いいね」を集める。そう、自分を称賛するための観客を常に意識しよう。これが第四のモテ要素だ。

そして最後に、何よりも大事なのは「やり切った感」だ。ジョギング後にシャワーを浴び、鏡に映った自分の引き締まった姿にうっとりすること。これこそ、ジョギングの真の醍醐味。「今日も自分、やったぜ」と自己満足できれば、ランニング嫌いなんてどこ吹く風。ジョギングはただの運動ではない。自分を演出し、見せびらかし、そして楽しむための一大イベントなのだ。さあ、次はあなたの番だ。自分の魅力を最大限に引き出すジョギングを楽しんでみてほしい。

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