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小学校卒業50周年記念スペインアンダルシア2人旅 11日目

化粧水 アーモンド アリオリとフィデグア 乗馬初体験 アラウリングランデ

私が知らないだけかもしれないが、ヨーロッパには日本でいう化粧水が売っていないようだ。化粧落としと兼ねたもの、オイルが入っているなど、どうも日本のとは違う。Lidlというスーパーの有機のAntipolucionというのは、直訳すると公害防止。肌を環境汚染から守る液体という事らしい。しかしこれも化粧落としにも使えるようだ。こういう時に私は日本人の友人のMさんに聞いてみる。彼女はAgua de avena オーツ麦水を薦めてくれた。これは、不飽和脂肪とリノール酸を提供し、肌に柔らかさを与えるだけでなく、細胞の再生プロセスを促進するため、天然の保湿剤だそうだ。メルカドナいうスーパーでスプレータイプが3ユーロ以下で売っているというので早速買ってみる。彼女はこれを風呂上がりに全身に吹きかけ、その上にボディクリームなどを塗っているそうだ。なるほど。

左がオーツ麦水スプレー

Yちゃんはアーモンド体験の次のステップ、殻割りに挑戦。力を加減しないと実まで割ってしまうので、慎重に割っていく。そしてその後は私が低温のオリーブオイルで揚げる方法をお教えする。ここに塩を振って冷めたら立派なおつまみになる。私のアーモンドを育てている友人たちは、アーモンドミルクを家で作ったり、ミートボールのアーモンドソース、冷製スープ、煮込みなど料理やお菓子にと結構ふんだんに使っている。スペインのアーモンドは水やりすることなく育つので味が濃厚。特にマルコナ種は今パティシエがこぞって使う世界最高峰のアーモンドなのだ。

殻割り開始

今日はアリオリを使った料理が食べたいというリクエストだったので、フィデグアを作り、アリオリで食べることにする。Cを誘ったら、冷凍の海老があるわよ、と言うので、私の冷凍庫のイカと彼女の海老で作ることに。私はCabellínという細いタイプのパスタを一度揚げて作る。アリオリは牛乳1に対しサラダオイル2にレモン汁とニンニク、塩を加えてハンドミキサーで混ぜるだけ。トマトサラダを作って三人でランチ。

ランチ

昨日コインにある、長い付き合いのある乗馬クラブの事をYちゃんに話していたら、馬に乗ってみたい、とご所望。早速オーナーに相談し、今日の5時に個人レッスンの予約をする。これでまた一つ人生初体験が実現する。
時間前に着くとオーナーのお出迎え。厩舎を案内するように言われ、一頭ずつにごあいさつ。ここは彼らの馬以外にお客さんの馬を預かる、調教を依頼される、売買や繁殖をするほか、乗馬学校として沢山の生徒を教え、中には障害者の教室も昔からやっている。その上息子は色んな種目の競技に参加。牧場の仕事の技術の競技ではスペインチャンピオンになったり、スペイン代表選手として海外遠征もしている。彼ら独自のショーもあり、昨日は近くのお得意さんの馬場でショーを演じてきたという。生徒たちも競技に出て良く入賞している。全くよく働く素晴らしい人たちなのだ。

かわいい馬やポニーたち


彼女はここで最もおとなしいドゥルシネアに乗るため、まずは毛並みに沿ってブラッシングを体験。しっぽもきれいにして、蔵を乗せていざ騎乗に。始めは引き馬で馬に慣れる。姿勢よく乗れていると褒められる。始めは怖いので前傾姿勢になりがちだそうだ。並足で止まる。二度蹴って又進む。今度は早足を体験。馬のリズムに合わずにお尻がぶつかる。綱を外して今度は一人で乗ってみる。手綱を使って大きく回る。たっぷり50分位乗って終了。

私はこの春生まれたアンダルサを見に下の厩舎の方に行く。ポニーが一頭増えていて、4頭がかわいらしい。いました、仔馬三頭。アンダルサは生後6ケ月を迎え、調度今日から母親と離れ、他の仔馬と暮らすようになったという。餌をもらったが、まだ他の仔馬に遠慮がち。かわいらしい。

ここで一番大人しいはずのドゥルシネアは餌を食べる時には誰も寄せ付けず、最も狂暴になると始めて知った。あーびっくり。始めにこの姿を見ていたら怖くて乗れなかったかな?(笑)ボデゲーロという犬は4日前に7頭を出産。里親募集中だそうだ。馬も増えているし、みんな幸せそうだ。

ボデゲーロ

帰りに隣村のアラウリングランデを散策。サンセバスチャン広場の礼拝堂のドアが開いていたので中に入る。ここはこの村の二大信徒会の一つの本拠地。金ぴかの装飾に美しいマリアとキリストの像がある。そして金色の椅子が一脚。王冠があるので、王様の椅子なのだろうか?

王様の椅子?

先日レストランで食事をした時に出されたパンがおいしかったので聞いたらこの村のパン屋だったので、行ってみる。坂を登る事20分位。カルネーロは1938年創業。薪のオーブンで焼いていると書いてある。もう夕方だったので残念ながらお目当てのパンはなかったが、他のを買ってみる。今度は昼前に来よう。

カルネーロ

役場の横の展望台からは山と街がきれいに見渡せる。村の下まで降りてマッシュルームに生ハムとエビを入れて焼いたものにビールで休憩。犬の散歩の人、ご近所の人など皆が気楽に寄れるこのような場所があってうらやましいと、Yちゃんは言っていた。道行く人たちが立ち止まって隣のテーブル席の人たちと話をしていく。私が子供の頃には、縁側などでよく見かけた光景だった。懐かしい下町風景。

村散策
夕焼けがきれいだった


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