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『METs』からダイエット結果を推測する

運動生理学において、METsの考え方はとても重要であり、運動の負荷量を決定する根拠になります。

医学的ダイエット②、③(↓参照)で少し触れましたが、全世界的に研究された信頼のある値になります。
ので、もっと一般的に浸透することで、
「今日200kcalくらいの甘いもの食べたいから、○○の運動を20分しないとなー」
とか根拠を持った運動ができると思いませんか?

まあ、理系脳の戯言です。
数値化することに魅力を感じるので💧
同じ意見の方は続きをどうぞ。
違う意見の方は参考までに理系の脳みそを見てください(^-^;


ではおさらいから。

METsとは運動強度を示す値で、基本の1METsは基礎代謝の強度にあたいします。

基礎代謝は24時間の値なので、
・1METs×24時間 
さらに、体重(筋肉量)によってカロリー消費に差が出るので、
・1METs×24時間×体重
さらにさらに、調整のため1.05をかけて
・1METs×24時間×体重×1.05=1日の基礎代謝
となります。

なので基礎代謝を運動に置き換えると
・運動のMETs値×運動時間×体重×1.05
と言うことですね。

実際に運動別に見ていきましょう。
よくやられているはず、と勝手な偏見でピックアップしていますのでご了承ください💧

①ウォーキング

時速3.2km未満=2.0METs  ~  時速8.0km=8.3METs

スピードが早くなるほど強度も上がります。
ゆっくりのウォーキングでは1時間歩いても体重の2倍程度のカロリーしか消費できません。
歩くスピードが早い人は痩せている、、、ような気がします💧


②ランニング

時速8.4km=9.0METs  ~  時速22.5km=23.0METs

ウォーキングの続きみたいなものです。
時速22.5kmはフルマラソンの世界記録以上なので非現実的ですが、、、
マラソン選手は一回のレースで体重の46倍のカロリーを消費します。(体重50kgなら2300kcal!)


③筋トレ

スクワット=5.0METs
腕立て伏せ、腹筋=3.8~8.0METs
ジムでのウエイトトレーニング=6.0METs

「きついかどうか」により強度が変わります。
どちらにせよ1時間続けることは難しいので、YouTubeによくある10分間の筋トレメニュー(サーキットトレーニングといいます)で言うと、8.0METs×1/6時間で体重の1.4倍の消費ですかね。
これからも分かるように、筋トレはカロリー消費よりも筋肉を増やすことが目的になります。


④自転車エルゴメーター

30-50ワット=3.5METs  ~
201-270ワット=14.0METs

時速で言えよっΣ(´□`;)
ワットでは私もなんのこっちゃですが、速度で示されて無かったので💧
参考までに、「非常に楽  ~  非常にきつい」ということみたいです💧


⑤縄跳び

全般=12.3METs

二重跳びだともっと上がると思いますが、普通に10分間飛ぶだけでも、12.3METs×1/6時間で体重の2.2倍程度は消費できます。
以前、身体の土台作りでジャンプをおすすめしたように、ジャンプトレーニングは筋肉増強にもカロリー消費にも万能です!



いかがでしょうか?
METs×体重×時間×1.05(1.05は誤差として計算しなくても良いかも)、でざっくり計算してみると運動をどう設定するか見えてきませんか?

100kcalのお菓子を食べるなら、食べた1時間後に10分間ジャンプを続ければいい!
2000kcalのヤバいヤキソバを食べるなら、マラソンしてください!


理論武装ダイエット、おすすめします(^-^;


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