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軟部組織の障害と理学療法〜肩関節編11〜肩関節他動可動域制限を改善させる徒手療法や運動療法は?
こんにちは〜☺️
本日は肩の動きが悪くなった?可動域が減った?っていう方や理学療法士必見の記事になります。
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肩関節他動可動域制限を改善させる徒手療法や運動療法は?
肩関節の他動可動域制限を改善させる徒手療法としては、関節包モビライゼーション、軟部組織リリース、神経モビライゼーションなどがあります。
関節包モビライゼーションは、関節包の柔軟性を高め、可動域を改善する手技です。
軟部組織リリースは、肩甲骨周囲や肩関節周囲の筋肉、筋膜の緊張を緩和し、可動域を広げることを目的とします。
神経モビライゼーションは、神経の滑走性を改善し、神経由来の痛みを軽減するとともに、可動域を改善する効果が期待できます。
運動療法としては、Pendulum exercise、タオルを使ったストレッチ、棒体操などがあります。
Pendulum exerciseは、重力を使って肩関節をリラックスさせながら可動域を広げる運動です。
タオルを使ったストレッチは、肩関節の内旋・外旋、屈曲・伸展などの可動域を改善するのに役立ちます。
棒体操は、肩甲骨の動きを意識しながら行うことで、肩関節全体の可動域を改善する効果が期待できます。
●他動可動域制限の改善には制限因子を評価し、治療対象となる組織を明確にすることが重要となる。
●特定の運動方向や組織に対する効果的な治療方法は存在するが臨床的には徒手療法と 運動療法を併用することや、物理療法を組み合わせることでより高い効果が期待できる。
● 筋 緊 張 増 加 に よ っ て可 動 域 制 限 が 生 じ て い る 場 合 、「なぜ、筋緊張が増加しているのか?」という視点で要因を追求し、徒手療法や運動療法を選択できるとよい。
◆肩関節の軟部組織障害に対する徒手療法と運動療法の治療効果
肩関節の軟部組織障害に対する徒手療法と運動療法は、痛みの軽減、可動域の改善、機能回復を目的として行われます。
徒手療法では、肩関節周囲の筋肉や筋膜の緊張を緩和し、関節の可動性を改善する効果が期待できます。具体的には、筋・筋膜リリース、関節モビライゼーション、神経モビライゼーションなどが行われます。これにより、肩関節周囲の組織の柔軟性が向上し、痛みが軽減されることがあります。
運動療法では、肩関節周囲の筋肉を強化し、関節の安定性を高める効果が期待できます。具体的には、ローテーターカフのトレーニング、肩甲骨周囲筋のトレーニング、姿勢改善のためのエクササイズなどが行われます。これにより、肩関節の機能が改善し、痛みの再発を予防することができます。
● 拘縮による可動域制限と関連が強い癒着性関節包炎において、徒手療法と運動療法の組み合わせは、短期的にはコルチコイド注射ほどの効果を期待できないとされている”。
● また。治療介入早期からの積極的な理学療法が機能的なスコアの改善を遅らせる可能性も示唆され、痛みが強く負荷耐用能が低い (組織過敏性の高い)時期の可動域訓練は状態を考慮して慎重に行う必要がある.
●徒手療法と運動療法の治療効果を得るには、病態に対する特定の方法をただ行うのではなく、症状や制限因子の評価に基づいて、実施する治療内容を選択する必要 がある。
◆ 他動可動域制限の制限因子の評価と治療
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