すごい作品を観た気がする『シャイン』感想
視聴者指定映画『シャイン』を見ました。
いい映画みたわ!!!!
ありがとうございます。
1996年の映画。
名前は憶えていなかったけど、ポスターはなんとなく見覚えがあったので結構有名な映画だと思うけどどうなんだろう。
私は古い映画というだけでふるいに掛ける人間なので、1900年代の映画はほとんど見たことがない。
なんとなく映像が古いだけで、少しテンションが下がってしまうから。
ここ最近古いのを何本か見て気づいたけど、見始めればどうということは無いな。
かといって、長年の思い込みはそう簡単に払拭できないので難しい。
まず点数です。
評価は4.2/5点
見終わった後にちょっと後悔したんだが、これ映画館で見ればよかった。
最近映画館行って知ったんだが「午前十時の映画祭」というものがあり、名作を復活上映してるみたい。
予告の一部で流れてきて、そこにシャインもあったんだけど、あ~指定映画だ。そんな面白いんだ。で思考停止してしまった。
面白かったんだけど、言語化が難しい!!
あらすじ
ここが面白い!みたいな映画じゃないんだよなぁ
とにかく読後感が凄かった。
映画の後半で泣かせてくれる映画って高評価になりがちかもしれん。
この映画は、多動・多言の明らかな障害者って感じの大人がBarにずぶぬれで立ち寄るところから始まるので、やばい…見れるものじゃないかも…となった。
障害者に対して、健常者がニコニコしているシーンで耐えられないとなるが悪意はないから安心してね。
この障害者が主人公なんだが、生まれ持っての障害というわけではなく、子供の頃からどうやって過ごしてきたかというところから話が広がっていく。
アマプラで見れるからこのnoteを読む前に見て欲しい。
ストーリーを知ったうえで見ると私は評価が下がる人間なので、そのタイプの人には感想を読む前に映画見て欲しいんだよね。
字幕版しかないから流し見しないでね。
私は残業で疲れて帰ってきて、これから映画みても身が入らんだろというような状態で見たけど、なんか分からんが集中して見れる内容だったな。
ここからはネタバレ気にせず書いていきます。
貧乏な6人家族の長男が厳格な父の元、ピアノを練習しまくったら、色んなところに認められてどんどんピアノの腕を上げるんだよ。
でも、このお父さんが頑固。とにかく頑固。
とにかく息子にピアノで優勝させることが目標。
お前は恵まれている、私の父なんて私が買ったヴァイオリンを叩き折ったんだから。みたいな毒親のセリフがこれでもかと口から出てくる。
でも、こんなお父さんでもピアノを教えるのは美味かったのか、それとも主人公の才能なのか結果を残す主人公。
最年少で優勝を飾り、自慢の息子だ!!!っとなったのに、もっとピアノの腕を上げるためにアメリカに行くぞ!(息子のみ)という話が飛び込んできた途端、「私の元を離れるのは許さん!!!!!」と怒って、そのチャンスは白紙に。
その後も、色んな邪魔をするお父さん。でも、家族愛はある。
結局、家族の元を離れてピアノを学ぶことに。
私、映画の感想書くのにストーリーをまとめがちだがこれいるのか?
言語化の練習になってるような気がするからいいか、と思っていたが、子供の頃の感想文から何も変わってない気がしてきた。
割愛すると、ピアノを原因に主人公は統合失調症になる。
映画の時間軸が、過去と現在で交互に流れ始めるが、どちらかに限るよりもこの方が見ている方も飽きなくていいかも。
仕事を原因に病気は珍しくもないが、音楽も一緒なんだなぁ。
子供の頃の主人公は、家族との普通の時間を過ごしてるから、なんとなく見ている側も主人公はこんな気持ちなんだろうなぁっていうのが分かるんだけど、大学生以降の主人公の思考よく分からないんだよな。
ピアノ一筋+障害者とダブルで分からない要素が入ってるから更になのかも。
精神病院にも入院しちゃうし、そこで出会った主人公のファンとのシーンは、思わず涙ぐんでしまったが、ギャグで入れたんかってくらい分かりやすく散って笑っちゃった。
ここ是非見て欲しい。
ファンなんて所詮こんなものだろうという感じはある。
でも、この後もず~~~~~~っとすごいねん。
Barでピアノを弾くシーンで、はわわ…となるし、絶縁してた父が会いにきて、もうお父さんは数十年経っても貧乏なままというのが、メガネが割れたのをやっすいテープでくっつけてるので分かる!!!
どうして主人公は父との会話であんなに冷たくするの!!!たしかにそれだけのことをしてきたかもしれないけどさあ!
数十年経っても許せないか~~~~~~~~~~~~~
あそこ本当に悲しい。
いや、流石にこの後どこかで会いにいくよな…と思って見てたけど、一切のフォローなし!!!!!😭
この後には何とプロポーズもある!!
そんな匂わせなかったのに、まじでいきなりプロポーズして、こっちがえっ!?!!ってなった。
新しいプロポーズの形を見たので、あそこも見てほしい!!!!
あのプロポーズ、有りだと思います。
そして見終わった後に知ったが、これ実話なんだと。
実際も翌日にプロポーズされたんだって~~~~やば。
父とのシーンで泣けるし、プロポーズで泣けるし、あとどっか忘れたけどもう1か所くらい泣けるとこあったよ。
そしてそして、映画のピアノは本人が演奏してるんだって。
すごい!!!
私は演奏シーン見ながら、「この年代だと演じる人がめちゃめちゃ練習するんだろうなぁ、大変だ」と思って見ていたお門違い。
実話だから、本人が演奏してたからでこの点数じゃないんだよな。
人の半生を飽きずに見させてもらったってのがでかいのかもしれない。
おしまい。