【断糖高脂質食ダイエット】私が太ったきっかけ(太り始めた頃編)
太り始めたのは社会人になってからでした。
つまり、白米を食べるようになった頃。
就職して都会で一人暮らしを始めるようになり、炊事洗濯などすべて自分でやるようになり、日々の食べ物も自分の給料の中から買うようになりました。
ただし、米だけはタダで手に入りました。親の実家が農家だったからです。
まだ十分な給料をもらっているとは言いがたかった私はタダで手に入る米で空腹を満たすことが多くなりました。
毎食、どんぶり飯に納豆、たまごかけご飯。ウィンナーや目玉焼き、100円ショップで手に入る大盛りレトルトカレーに唐揚げをトッピングしたり、当時アパートの近くのスーパーで手に入った一匹150円程度のうなぎの蒲焼!(もちろん中国製。健康的にも安全性は怪しい・・・それでも今だったら信じられない値段ですよね?)を5匹くらい買ってうな丼プラス唐揚げ・・・みたいな生活をしていました。
米を食わないときも100円ショップで買った乾麺のうどんやラーメンを1袋3人前全部とウィンナーを一袋ぶち込んで茹でたり、歩いて5分のコンビニで焼肉弁当とカップ麺・・・みたいな生活をしていました。
特に歩いて5分の距離にコンビニがあるのは当時の私には大きなカルチャーショックで、まともなスーパーまで4.2km先だった生活から一気に変わったことによりヘビーユーザー、今で言う立派なコンビニ生活者にっていました。ちょっとしたことでコンビニに行き、アイスとかお菓子とか余計なものまで買って帰ってくる・・・事はざらになっていきました。
ストレスで食べる。暇だから食べる。
新卒当時から仕事に悩みがあり、慣れない都会ぐらしで友達もいない、お金もない私は相変わらずマンガやアニメやゲームが好きで、仕事以外は部屋にこもってゲームか、食べることでストレスを紛らわすようになっていきました。職場までは平地を2.2km程度で、自転車だった取るに足らない距離でした。仕事内容もそんなに動くことはなく、運動はほぼしなくなりました。
最初の仕事はすぐに辞めました。
膝を壊していた私は面接当初の説明の仕事内容とは全く異なる仕事をさせられ、60kg近い材料を運んだり、中腰でそれを加工したり、立ちっぱなしで悪化させてしまったのです。
ある日、工場長の話から最初から私の面接をした副社長は約束を守る気はなく、デスクワークでなく工場で使う気だったことがわかりました。
副社長は私にはデスクワークで採用すると言っておいて、工場長には辞める人の代わりに工場に人を入れると説明していたのです。
このまま続けても希望の仕事はできないと悟った私はその会社を辞め、膝の手術をすることにしました。
手術後は約半年間、療養しながら転職先を探しました。
手術箇所が膝なので自宅療養になっても、松葉杖でまともに動くこともできず、家に引きこもりがちになりました。ますます暇だから食べる。食べることでストレスを紛らわすようになっていきました。
希望の転職先が見つからず、ある程度回復した私はバイトをしながら食いつなぐようになりました。バイトはパチンコ屋のホールスタッフで、ずっと立ちっぱなし歩きっぱなしで、玉運びなどもありましたが、前職に比べれば全く問題ない程度に回復していました。ただ、私はパチンコもスロットもやりませんし、タバコも嫌いだったのでお金のためとはいえ正直かなり苦痛でした。
しかし、週5~6日もシフトに入れば前職と変わらない程度の賃金は得られました。その頃『モンスターハンターP2G』にハマっていました。しかし相変わらずお金に余裕もなく、他にすることもないのでバイト以外は寝るかゲームか、食べることでストレスを紛らわすのインドア生活は変わっていませんでした。
しばらくして、希望の仕事が見つかり、そこで働き始めました。
そこまでは片道7km程度でしたが、平坦で、何よりスクーターを手に入れた私は自転車にすら乗らなくなりました。
朝食はナシ。昼食は職場近くのうどん屋か、スーパーで5本で250円のささみフライのヘビーローテション。夜は相変わらずどんぶり飯に変わりはありませんでした。
着実にデブへの道を歩き始めたのです。