鳥嫌いの同居人に嫉妬したかもしれないマメルリハ
1月9日午後。
私は母からの依頼で、母と遠隔に住む母の友人をLINEでつなぐお手伝いをすることになった。この「母の友人」とは我が家のマメルリハ・シャルにいつもスマホ越しに呼び掛けてくださる方である。
以下が関連エピソード。
シャルの情操教育で大変お世話になっている方である。実はこの日、私自身はこの方と直接お話しするのは初めてだった。互いにあいさつをした上で、スピーカーホン状態にして作業をすすめた。
ちなみに友だち自動追加機能を使うのは危険な高齢の二人なので、そこそこ時間をかけてLINEの登録をしていた。無事登録が終わったところで、私は隣室で籠外活動(=放鳥)中のシャルのことを思い出した。
このまま電話を切ったら、いつぞや(↓)のようにシャルが激怒する!
慌ててスマホを持って母と隣室に移動すると、シャルは鳥籠や鳥用アスレチックがある出窓にいた。LINEの登録に時間を要していたので、シャルの感覚ではかなり待ったらしく、静かに怒っていた。
すぐ母の友人が名前を呼んでくれていたが、その様子を撮影しようとした私に向かってキッと睨みつけ、撮影NGを表明された。しかもシャルをのせている母の手を噛んで不満を表明!
シャルのことを忘れたわけでもないのに、異様にブチ切れている。母の友人がいつものように「シャルちゃん!」と何度も呼びかけてくださって、やっと機嫌を直した。シャルの機嫌が直ったことは撮影NGの解除と母の手への攻撃が止んだことでわかった。
機嫌直したなら返事もすればかわいいのに・・・
スマホ画面を食い入るように見つめても向こうには伝わりませんよ。
シャルの怒りも解けたところで、さようならの時間になった。電話越しに人間たちが「またね~」「ありがとうございましたー」などの別れのあいさつをしていたら、電話を切る瞬間に「ピピピッ!」とシャルが見つめていたスマホ画面に向かって可愛げのある声で鳴いた。
遅いよ!
お別れのあいさつできたのは偉いけど、多分母の友人には聞こえてない!
いつも母と母の友人の通話を聞いていて、名前を呼び掛けてもらえると満足していたシャルが、今回は通話が終わっていないにも関わらずブチ切れた。その理由について考えてみた。
今回の通話でいつもと違う点は、私の存在である。いままで話したことのなかった私と母の友人がしゃべり、母も交えて三人で話していたのは初めてのことだ。いつもは母・母の友人・シャルで話していたのに、シャルの代わりに私が入ったみたいな気がして、シャルの機嫌を損ねた可能性がある。
しかもLINEの登録作業とはいえ、雰囲気は和気あいあいとしていた。シャルはもともと嫉妬もするし、空気を読んでどうすべきか判断もする。隣室で一羽で待っていたが、人間たち三人だけの通話中は疎外感を感じてしまっていたのかもしれない。鳥嫌いの同居人に嫉妬する必要はないのに。
当分私が参加することはないから、次回の通話からはしっかりシャルが参加(母の友人に返事)してくれ。