地震のニュースとマメルリハインコ

お正月から石川県で大地震が起きた。テレビも各局お正月特番を放送せず地震のニュースを流していた。これまでの人生で震度5～6の地震に3回遭遇した私は、そのニュースを見つつ、今回は被災しなかったものの色々思うところがあった。

地震発生直後から警報音や緊迫した内容が次々とテレビから聞こえてきて、後から不安感が追いかけるように迫ってきたが、それは我が家において人間だけではなかった。

以下記事でも過去に紹介した通り、我が家のマメルリハ・シャルは大地震に遭遇したことはないものの、強めの揺れに怯えたのは初めての1回だけで、他はあまり意に介さなかった。

ところが今回はちょっと不安になったようだ。私たちのいる地域では震度3で揺れている時間がちょっと長めで、あまりシャルは経験したことがない揺れ方だったように思う。鳥籠に戻りたがらず、母のそばにいたいようだった。

その後石川県の被害をニュースで知り、津波で何度もテレビから避難や警戒を促すアナウンスと音が流れた。人間が聞いて不安になる音はシャルも不安に思うらしく、しばらくどことなく落ち着かなかった。しかし途中から騒ぐ理由は17時のビタミン剤になった。不安でもルーティンは忘れない。ある意味すごいぞ、シャル。

ただ、その後も地震のニュースをそのままテレビで流していたら、シャルがやはり落ち着かない。母が近くにいなかったら、私のところにも2回ほどやって来た。どうやらテレビの画面も何だか落ち着かないらしい。

テレビ視聴に抵抗がないシャルでも、赤や黄色の原色がチカチカしたり、人間からしても見ていて辛い被災地域の状況は、何だか怖かったようだ。

母のそばにいて鳥籠に戻れるくらいに落ち着くと、いつもより1時間程度遅い19時にシャルは就寝した。カバーをかけられてテレビが見えなくても、音や報道の音声でシャルが不安にならないように、地震のニュースは消音にした。

思いの外シャルに感受性があるかもしれず、見せたり聞かせたりする内容には今後気を付けた方が良いなと思った出来事だった。