爪切りとマメルリハインコ
眼精疲労をこじらせて、やっと私の意思に反する行動(痙攣)を下瞼がしなくなってくれました。密かにお待ちくださった方々も、私の泣き言投稿お休みつぶやきに反応くださった皆様もありがとうございました。
先延ばしになりがちな鳥の爪切り
我が家のマメルリハ・シャルの爪が、最近かなり伸びてしまっていた。そのせいでカーテンレールの上に飛んで行った時にレースのカーテンに爪を引っかけて取れなくなったり、母の肩に止まろうとして服に引っかかって動けなくなったりしてちょくちょくジタバタしていた。
稲生家は鳥の病院が遠く、わざわざ爪切りのためにシャルを外出させる方が何かと面倒(シャルが外出嫌い・母に体力がない・私が鳥嫌いで病院に行けない)なので、母が爪を切ることになる。だが、シャルが身体を握られることを嫌がり過ぎて、人間二人がかりの作業になるのだ。
シャルは母に握られることすら嫌がるので、まして私では捕まえようとしただけで、死に物狂いで抵抗するし、私もさすがにシャルを握ることができない。
そんなわけで、つい爪切りは先延ばしにしていたが、放鳥中に引っかかることが増えすぎて、敢行せざるを得なくなった。しかもシャルは生まれつき本来後ろ脚の内側にあるべき指が前にある。その指先の爪が真横を向いているので、その指の爪は削れる機会がなく、その爪が今回は伸びすぎて引っかかるようになってしまったのだった。
人間のぱぱ(弟)の協力
先週末の5月31日。夕方急に弟から母に電話があり、その日の夜に我が家まで弟が来ることになった。ちょうどシャルの爪切りのことで困っていたので、その機会にシャルの大好きな人間のぱぱ(弟)に協力してもらい、シャルの爪切りが行われることになった。
身体を握られることはイヤでも、シャルは大好きなぱぱだったら許す。
母がシャルの足の指を持って爪を切ることができるように、弟が片手でシャルの頭や嘴を押さえ、もう片方の手でシャルの身体を翼を拡げられないように押さえ込んだ。弟の手が大きいので、シャルの身体は足以外見えない状態になったが、中で時々弟の掌の皮膚を噛んでいて、「痛い痛い痛い!」と弟が言っていた。
その状態でシャルの足の爪で最も伸びてしまっていた「本来後ろ脚の内側にあるべき指」2本の爪をそれぞれ母が切ろうとするが、シャルも足をばたつかせて抵抗する。
手伝えない&手伝わない私は、そんな母・弟・シャルの様子を見守るしかできなかった。
それでもぱぱが好き
どうにかこうにか母と弟はシャルの爪切りを終えて、弟の手でホールドされていたシャルはようやく解放された(抵抗しなければもっと早く終わったのに)。シャルは弟の手の中で実は相当暴れようとしていたらしく、全身の羽根がぐちゃぐちゃになっていた。
しかも緊張で身体は細くなり、怒りが突き抜けてしまったシャルは「無」の表情になっており、そんなシャルを心配した弟が、慰めようとシャルの前に指を出したところ・・
ぷいっ
大好きなぱぱの指を完全無視したのだった。普段のツンデレの時よりもためらいのない「ぷいっ」だった。そんな様子を見て「指にも乗ろうとしたがらない!(笑)」と弟が言った。シャルの態度がちょっとショックだったのか、弟はもう一度無理やりシャルを指に乗せてソファに座った。
すると、みるみるシャルの身体のこわばりが解けていき、モフっとしたマメルリハの姿になった。目まで優しくなっていった!一瞬でリラックスモードのシャルに変わった。
ちょ、ちょろい!ちょろちょろすぎる・・・!!
そういえば前もこんなことあったな・・・
おそらくツンデレのシャルとしては、弟の方から構おうとしてもらえたので、すっかり気を良くしたと思われる。
インコには握られることに慣れさせよう
シャルの爪切りは稲生家においては難易度が高いが、飼い主に握られ慣れているインコではもっと簡単らしい(それでも私は絶対できないが)。マメルリハ以外のインコもそうかもしれないが、飼い主に握られることに慣れさせておいた方が良いのだろう。
そういえば昔SNSで放鳥中は「飼い主の手の中に握られるのが好き」というインコがいて、見た目は鳥籠にいるより自由がなさそうだったが、心地よさそうに目を瞑っていた。
また、初代マメルリハは、握られるのはやはり得意ではなかったが、シャルほどは抵抗しなかった。でも人間の手に乗っている時にもう片方の手で背中から身体を包まれるようにされるのは好きでそうされるとうっとりしていた。シャルはそれすら嫌がるので、握られるなんて以ての外だ。今回の爪切りで握ったのが弟以外だったら、向こう数週間は握った相手に怒っていただろうな・・・
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