マメルリハインコの探し物

10月8日。
我が家のマメルリハ・シャルが主に過ごしている出窓のそばのごみ箱に何かが落ちる「ぽすっ」という音がした。ちなみにその部屋に人間はいなかった。

つまり、籠外活動中だったシャルが何かをそこに落とした可能性がある。隣室にも聞こえてきた「ぽすっ」だったので、それなりに質量のあるものだ。以前にもシャルが何かを探しているか見ているかで無防備な姿をさらしていたごみ箱である。

母がそこへ向かうと出窓付近にいるはずのシャルがいなかった。何かを落としたのなら、シャルが上から覗いているはずだった。

代わりにごみ箱を見下ろすと中にシャルがいた！ごみ箱の縁から下を見ているのではなく、しっかり中に入って何かをしている・・・中には紙類しか入ってないはずなので、シャルにとって確実に危険なものはとりあえずはない。パッと見たところ、何を落としたのかも不明・・・出してやろうと手を出すと噛みつかれかねないので、具合が悪くシャルにかまってやれない状態だった母はそのままにした。

出窓の上を見ると、シャルがよく遊んでいる麻の実ケースなどのおもちゃ類もそこにあるので、シャルがわざわざごみ箱に入ってまで見に行くようなものがその時は分からなかった。

後で私は、万が一シャルがごみ箱に落としたものがシャルにとってそこそこ大事なおもちゃで、後で右往左往されると面倒だと思い、しょうがなくごみ箱の中を確認した。中にあったもので一番大きなものは汚れまくったボール紙で、以下記事の冒頭画像でシャルの左足の下にあるものだった。

シャルが出窓の上の遊び場を拡げてしまってそうじが大変になっていくので、母が汚れたらすぐに捨てられるように敷き詰めていたボール紙である。そういえば、最近シャルはボール紙をくちばしで持ち上げてひっくり返して遊んでいたな・・・もしかして、これをごみ箱にシャルは落とした？！

母に確認するとごみ箱のボール紙は、汚くなって母が捨てたと言う。出窓を見るとこのボール紙が1枚減っており、新しいボール紙が切れているそうだ。これの調達元は稲生家で常飲されているドリンク剤のパッケージ中敷きである。

・・・・どうやら早くドリンク剤を買って新しくシャルのためにボール紙がいるらしい。一連のことを総合的に考えると人間たちは以下の結論に至った。

・シャルは自分の住環境にうるさく、指示の細かいマメルリハである（リンク参照）。
・だからシャルは新しいボール紙を敷いてもらえなかったことが不満だった
・母の具合が悪く、言っても通じないと判断したシャルは、捨てられたボール紙を惜しんでごみ箱に入った（何か忘れたが、以前も捨ててほしくないものを捨てられてごみ箱に入ったことがあった）
・「ぽすっ」という音はシャルがごみ箱に自分で入った音だった

そして、私が次回出勤の際にまだ在庫はあるにも関わらずドリンク剤を買いに行くことになった。シャルのボール紙の調達のため・・・鳥嫌いの同居人がマメルリハのためにおつかい・・・

遥かなる夢のノーシャルライフ！