初代マメルリハの思い出④~再会に喜ぶ
シャルと家族の再会は
2月は同居の母が入院をしたため、普段母が世話をしているマメルリハインコ・シャルの世話を動物嫌いの私がする、という一大事があった。
プライドが高くツンデレ傾向の強いシャルが、珍しくあからさまに母との再会を喜んでいたことを上記で前回紹介した。
2019年当時、私と母がシャルを友人に預けて旅行に行き、帰って来たらシャルが激怒して母に対しては1か月、私には2か月ほど当たりが強くなったことと比べたら、かなりマイルドな反応だった。期間が短かったし、自宅にはいられたからか。あるいはシャルが3歳から6歳になって大人になったからだろうか。
しかしそれでも今回だって素直な反応とは言い難い。シャルの個性なのでそれはそれで良いのだが、ふと初代マメルリハ(ブルー・メス)のことを思い出した。
対して初代マメルリハと家族の再会は
初代マメルリハは人懐っこい優しい性格のマメルリハだった。シャルと違って(笑)。
もうかなり前のことだが、2泊3日の旅行に家族で行くことになった。初代マメルリハは稲生家に来て約7~8年で10歳頃だったと思う。
当時の家から車で30分くらいのところにインコを預かってくれる鳥専門病院があり、旅行中はそこに預かってもらうことになった。その病院は初代マメルリハが体調を崩してしまった時や、その後晩年に通院した病院でもあった。
旅行の帰りに病院により、母と父が初代マメルリハを迎えに行った。私は弟と車の中で待っていた。母によれば、初代マメルリハは病院で母と父を見た途端嬉しそうに鳴き出したそうだ。
車中に来ても初代マメルリハは嬉しそうに「ウキュキュキュキュ💕」「ピピピピピッ💕」と鳴き続けている。しかも自宅に着くまでの移動中ずっと。後部座席にいた私と弟の間に初代マメルリハがいる鳥籠を置き、姉弟で鳥籠を手で押さえていたのだが、その手を代わる代わる甘噛みしに来た。
初代マメルリハは母の事が大好きで、当時私や弟に甘えることなどほとんどなかった。でも、この時だけはたとえ私たち姉弟でも会えて嬉しかったらしく、嬉しそうな鳴き声を発しつつ私たちの手を甘噛みし続けていた。鳥が嫌いな私ですら、こんな態度を取られては初代マメルリハを可愛く感じてしまった。
比較して悪いけど、シャルはやっぱり可愛げがない。孵化した場所が個性を否定されない稲生家でよかったね、シャル。
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