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エアコン操作を人間に指示するマメルリハ

この7月で我が家のマメルリハ・シャルは、8歳になる。鳥嫌いの私と同居すること7年(!)、その間これまでもシャルの賢さと生意気さに驚かされることはしばしばあったが、今度は題名の通り新たな指示を出してくるようになった。


寒かったの?

6月27日午前中。
仕事が休みの私は、リビングに寛ぎにに行った。しかし朝に風を通しただけで、エアコンがついておらず、リビングの室温は高く寛げなかったので、私はエアコンをつけた。

冷房で28度設定にしたが、外は30度を軽く超えている日だったので、エアコンが室温を28度にしようとフル回転して冷風を勢いよく出し始めた。さすがは去年の引越しで買い替えた新しいエアコン!

外気との気温差がありすぎるのかしばらくしても冷風の勢いが止まらず、少し寒いかもしれないと思っていたところ、リビングの出窓で籠外活動(=放鳥)中のシャルが私の手の上に直接飛んで来た。

私の手は年中熱を帯びているので、シャルは夏場に私の手に乗りたがらない。それにも関わらず飛んで来たのは珍しい。

手の上に乗っているシャルの足が冷たく感じたわけではないが、「何?シャルも寒いの?」とシャルに適当なことを言いながら、エアコンのリモコンを操作して29度に上げた。するとエアコンが勢いよく冷風を出すのをやめた。

するとシャルは私の手の上からまた出窓の鳥用アスレチックに遊びに戻って行った。え?シャルは本当に寒かったの?

この時はその程度にしか考えていなかった。

暑いからエアコンつけてほしいの・・?

日付変わって7月1日。
用事でリビングに入った時、出窓で籠外活動中だったシャルが私の頭上に飛び乗って来た。人間の頭の上に乗った時は、その人間に対し明確な要求がある場合である。

つまりこの時のシャルは「私」に用事があり、いつもシャルの世話をしてシャルの言いたことをほぼ理解してくれる母であっても代わりにしてやれない要求があることになる。

私じゃないと頼めないことなんてかつてのアリ退治以外にあったかな?この家はアリいないし。

頭上にいたシャルを手に乗せ、手がかりを求めて鳥用アスレチックの方を見たら、温湿度計が「室温30度」を示していた。そういえばこの部屋ちょっと暑いかな?ちなみにこの日は6月27日ほど気温の高い日ではなかった。

ここで、はたと先日のシャルの様子を思い出し、私はシャルに「まさか、暑くてエアコンつけてほしいの?」と聞いた。エアコンのリモコンを手に取り、シャルに「これ?」と見せるが、関心があるんだかないんだかよくわからない表情をしている。

シャルが普段いる出窓は北向きにも関わらず、窓の外にある駐車場の反射で結構夏は暑い。何はともあれ30度は辛いかもしれないと思い、私はエアコンをつけた。涼しいエアコンの風が吹いてきた途端、シャルは私の手の上をぱっと離れて鳥用アスレチックへ戻って行った。

マジで?
本当にエアコンつけてほしかったの?

母に上記2エピソードを伝えたところ、母はシャルの要求でエアコン操作をしたことは一度もないと言う。ところが、私にはそれが伝わると6月27日時点でシャルは思ってしまったのだろうとの事。あの日はシャルが飛んで来なくても、私は温度を上げようとしていた。ところが状況的にシャルは「瀬鴉はエアコン操作してほしいと分かってくれた!」となったのか・・・

そもそも・・・?

いや、そもそもの話。
なぜあのインコ(シャル)は、エアコン・リモコン・室温の関係を理解しているんだ?誰もシャルにエアコンは暑いのを涼しくしたり、寒いのを暖かくする箱型の機械だと教えていない。その操作にリモコンを使うことも教えていない。

つまりスマホと同じように観察だけで理解したことになる。スマホは離れたところにいる人とリアルタイムで話ができて、大好きな人間のぱぱ(弟)の画像が入っていて、時々向けられる(撮影)アイテムだとかなり前からシャルは理解している↓

マメルリハの知能恐ろしい。
そして更にシャルはその後応用を利かせてきた。
「エアコンの操作は瀬鴉に伝わってやらせることができた。普段エアコンのリモコンを使ってるお母さんも伝わればしてくれるはず」と考えたらしい。

その後母にもエアコンの調節を頼むようになり、要求が通ると鳥用アスレチックに戻るようになった。

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