中国ドラマ『琅琊榜』とマメルリハ
2024年になりました。
あけましておめでとうございます。
今年も我が家のマメルリハ・シャルと稲生家をよろしくお願いします。
そして年始からまさか『琅琊榜』とマメルリハの話を同じ記事内でする日が来ようとは。
琅琊榜とは
『琅琊榜』シリーズは中国の時代劇ドラマの傑作である。『琅琊榜弐』は、『琅琊榜』の物語の数十年後の続編で、いずれのシリーズも稲生家では繰り返し視聴している。『琅琊榜』の方は母がBlu-rayまで所持している(弟からの誕生日プレゼント〇回分)。何回観ても新しい発見があったり、改めて感動したりしてしまう大変魅力的なドラマだ。
ストーリが緻密でこの物語を要約しようとすると、まだご覧になっていない方に不必要に情報を開示してしまいかねないし、この作品の魅力を簡潔にまとめることは私の文章力では不可能だった。そのため上記リンク先にある完璧なキャッチコピーを転記しておくに留める。どうしても気になる方はリンク先の「ストーリー」をどうぞ。
そしてこの『琅琊榜』で出てきた中国語について、基本的に毎週土曜に私は記事を投稿している。
前置きが長くなったが、大変面白い中国ドラマなので稲生家では何度も周回しているだけでなく、投稿のために私も週に1、2回観るので、『琅琊榜』が稲生家のテレビに映っている時間はそれなりに長い。
人間たちが琅琊榜を見ている時
というわけで、テレビのある部屋にいる我が家のマメルリハ・シャルは、『琅琊榜』を目にしたり耳にしたりすることがやたらと多い。だいぶ前には琅琊榜のエンディングテーマ曲のイントロが流れると「ピピッ(終わったでしょ?=鳥籠から出して)」と鳴いていた。
最近では『琅琊榜』の時は、人間たちがあまりに真剣に見ているのを察してか、絶対にかまってもらえないと悟りあきらめている様子だ。視聴開始からその日の視聴終了まで決して人間たちのじゃまをせず静かにしている。
ちなみにこれは『琅琊榜』に限ったことで、他のリアルタイムで観ているBSの中国ドラマの場合は違う。『琅琊榜』ほど真剣に見ていないため、母がCM中に他の用事を済ませに行くことがあったり、観ながらシャルにかまってくれたりすることがある。そのため母がCM終わりにテレビ前に戻って来ると、シャルが自分で母の膝の上に飛んで来て頭や首筋を撫でてもらおうとスタンバイするらしい。
『琅琊榜』の場合は、サブスクリプションかBlu-rayで視聴するのでCMなし、しかもだいたい1話でやめられない。シャルはそれも分かっているらしく、『琅琊榜』のオープニングが流れるとあきらめて、何なら鳥籠や鳥用アスレチックで背中にくちばしをつっこんで本気で昼寝をし始める。
※ここから先は『琅琊榜弐』の展開に触れます※
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長林軍の男・シャル
そんなシャルが、『琅琊榜』シリーズで唯一面白い反応をしたのが、『琅琊榜弐』の27話の開始から6分50秒経過後のシーンである。
敵国と交戦中の長林王(この人は実は『琅琊榜』にも出ている)が、別ルートから包囲されかけているのを防ぐべく、彼の長子・蕭平章が軍を率いて救援に向かうことに。出陣前に軍全体へ「長林軍の男たちよ!」と呼びかけ、これからの一戦の重要性について語り、士気を上げ「行くぞ!」と馬を駆りだす。
そしてこの蕭平章、実はこの直前に弟の命を救うべく動いた結果、別の敵によって命がもう残り幾ばくも無い。そんな状態で長林王および国を救うためにこの場に臨んでいる。しかも長林王と平章の弟・平旌は実の親子だが、平章は長林王の跡継ぎになっているものの実子ではない。
でも彼らは血のつながり以上の深い家族愛で結ばれた家族であり、視聴者もその状況を踏まえて見ていて、この回が終わる前に蕭平章が死ぬであろうことまで分かっている。そしてそんな彼の心意気に感じ入り、涙なしに見ることができない場面なのだ。
昨年の秋頃か冬の始まり頃だったか、母が何度目かの視聴をしていてこの回になった。蕭平章の「長林軍の男たちよ!」から急にシャルが興奮気味に鳴き出した。
ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ
何だか平章の呼びかけと長林軍の皆さんが声を揃えてそれに答えるリズムに合わせ、シャルは息継ぎもせず鳴き続けている。長林軍の士気が最高潮に高まり、馬を走らせ始め、音楽が流れだすまでシャルは興奮状態で力いっぱい鳴き続けた。落ち着いて!
シャルも感極まり長林軍の男になった?
何度も『琅琊榜』見て何か学んでしまったの?
シャルは以前から察しが良いし、最近テレビで見ているドラマの状況を把握している節がなくもないからな・・(男女の恋愛に限る)
シャルはこれまで音楽やリズムにあまり興味を示したことがない。音楽やリズムに合わせて鳴いたり喜んだりするマメルリハだったら、こんなこと思わないんだがな・・・少なくとも横柄なシャルの性格に変化がないので、『琅琊榜』で情操教育はできていないことは確かである。
何がシャルの心を駆り立てたのか気になる。
鳥嫌いの私だが、シャルに憎まれ口をたたきつつ今年もまだマメルリハの投稿は続けてしまえそうだ。
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