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声援だと思ってたら、ぜんっぜん違った…┊バスケ少女のトンデモ失敗談🏀┊

バスケをやっていたことがあったら、クスッとしちゃうかもしれません🤗


中学の3年間、私はバスケ部に所属していました。

バスケが本当に大好きで、一日中バスケのことを考えていたし、朝夕の朝練は欠かさず、土日も休まず、夜も自主練をしたり、完全にのめり込んでいました。

私がまだ1年生のころの話です。



🏀🏀🏀🏀🏀


バスケ部はけっこう部員数が多く、体育館はいつもぎゅうぎゅう。私たち1年生15人が使えるのは、コートとコートの間のゴールひとつだけ。

線から入らないようにと注意され、小さくなりながらフリースローやレイアップシュート練の日々。あとは外周か壇上で筋トレ。

右は女子、左は男子の先輩方がガシガシ練習をしていた。


数ヶ月が経ち、かわいがってくれて大好きだった3年生の先輩方が夏で引退し、1、2年生だけになった。1個上の先輩はいつもピリピリしてて、だいぶ怖い。

それでも、体育館も広々と使えるようになりいろんな練習ができるようになったのがうれしくてもっともっとバスケにのめり込んだ。


練習試合や公式戦も定期的にあるけど、先輩方も10人以上いるので、基本的に1年生は試合には出ない。

試合前のアップの際のボール準備、ボール回し、力いっぱいの応援、凍らせたペットボトルをみんなで何本も持参し、タイムアウト時にタオルとセットで先輩に渡すのが1年生の主な仕事。

凍り過ぎてると飲めないので、振って振って、ほどよく溶かして飲みごろにしておくのが意外と大役。


公式戦の当日。

「もしかしたら明日出すかもしれない」と前日に顧問に言われていた私はその日、ベンチで少し浮き足立っていた。

「でも、前の練習試合のときにもそんなこと言われたけど、結局出なかったし今日もないよね。」

なんて少し気が抜けたところでついに顧問に呼ばれた。らしい。20人以上いるベンチの端の方にいた私に、伝言ゲームのようにその言葉は届いた。


「え!え!まじ!やば!急がなきゃ!」

焦り出す私。


まだユニフォームはないので、用意してあった共用のビブスを急いで被り、「遅れるわけにはいかない!」と、そのままの勢いに任せてコートに猛ダッシュ!!


「っしゃ!初出場!作戦とかよくわかんないけどがんばるぞー!!」

と意気込んでいると、ベンチの全員が立ち上がって、私の名前を何度も何度も大声で呼んで、手を振っていた。


「おー!みんなも盛り上がってくれてるじゃん!それにしてもすごいな声援。やばー、緊張するー!」とか思いながら振り返ってシャキーン✨みたいな顔をしていたら、

ビーーーッ!!

と、どデカいホイッスルが鳴って、審判が走って私に近づいてきた。


「え!ファール!?私まだ何もしてないのに!」なんて思っていたら、

「交代かな?じゃあまずはここに座ってねー。」と交代席に促された瞬間、ようやく事態が飲み込めた。


選手交代って、
顧問が交代要請を出して、ボールが外に出たタイミングで審判が試合を一旦止めて、それでようやく交代タイムなのに、私はテンパりすぎて諸々の過程を全てすっ飛ばし、コートに突然乱入してきた変なやつになってしまったのだ。

ベンチのみんなのさっきのあれは、黄色い声援でも手を振っていたわけでもなく、「戻れー!!」と呼び戻すために叫んでいたのだった。


交代席すぐ横に座っている顧問に「ばーか笑」と言われ、チームメイトも相手チームも頑張って堪えてくれてたけど、クスクス声が漏れちゃってるし。泣ける🥺

恥ずかしくて真っ赤に、やらかしたという焦りで青ざめ、このとき、きっと私は濃いめの紫色になっていたんじゃないかと思う。


あたらめて正式に選手交代をしてコートに入ったけど、もう頭の中は真っ白だし、体もふわふわしちゃって力は入らないし、心ここにあらずで、人生初の公式戦は、何も出来ず散々な結果に終わった。。


🏀🏀🏀🏀🏀



初めてにしては苦すぎる、トンデモな失敗談でした😭!

でも、それ以降の試合では、交代席でちゃんと順番を待てて、いい子でしたよ!一度の失敗からちゃんと学びを得て、えらいえらい♪(前向き笑)


まだnoteではしっかり者で通っていますが、(ん?)

ちいちゃい頃からおっちょこちょいのスットコドッコイだったので、こういうおバカエピソード的なものがちょこちょこあります。

(いや、たぶんもう醸し出ちゃってますよね🤣)


思い出したらまた書いてみようと思います🤗



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