【休職日記 #1】休職は私にとって、挫折ではなく初めて選んだ"私"だった。
12月中旬から、休職している。
行き帰りの電車、また仕事中問わず涙が出て止まらなくなったり、仕事中に動悸がしたり、もともとはすこぶる寝つきがいいのに眠れない日が増えたり。
『ああ、適応障害っぽいなあ、けどまだ食べられるし毎日眠れないわけではないし、本当に適応障害かな〜どうかな〜』と思いながら、でも本当につらくて、メンタルクリニックに予約を入れた。
それから数日、こんな症状で行って大丈夫だろうか……やっぱり行くのやめようかな……と、当日行く直前まで考えていた。
でも予約も入れたし…と思って病院へ行き、医師にあれこれ話した。
話し終わったら医師が、「うん、そうだね、涙止まらないとか動悸とか諸々明らかに自律神経に来てるから、休んだ方がいいね」と言った。
なるほど〜、食事取れても電車で吐き気を催さなくても、こんなんでも立派な適応障害なんやな〜とか思っていると医師、「でも早く来てくれてよかった。まだ話してて笑えるくらいの今で。悪くなるほど治りも遅いですからね。」と言ってくれた。
ああ本当だよなあ、と思いながら、優しさが心に染みた。
心配性かつ自分のメンタルにおそろしく自信がなかったから早く受診できた。よかった。
会社に事情を話し、受診した2日後くらいからすぐ休みに入ることができた。
休職してすぐは、休職する前より体調が悪くなる人が多いらしい。挫折に感じたり申し訳なくなったりするようだ。
でも、私は逆だった。「ああ、一旦離れられる」と思うと、心底ホッとした。
まだ食事は取れていたから完全には潰れていなかったし、休むことを挫折だと思わなかったから辛くならなかったのだと思う。
それだけじゃなくて、本当はずっとそうしたかったからだとも思う。
本当はずっと、一旦ブレーキを踏みたかった。
完全には潰れていないなかでの受診・休職は、私にとっては初めて選んだ私の道だった。いつも周りや環境に合わせて"わたし"を作り上げてしまう私が、自分を尊重できた瞬間だった。
もちろん迷いがなかったわけではない。休職してから、「本当にこれでよかったのかな」と何度も思ったけれど、休職をしはじめて3ヶ月たった今は、これでよかったなと思うことができている。
最近は、心が安定してきている、ように思う。
まともな視野を持ってまともな思考ができるようになった。
それもあり、こうして筆を取ることができている。
このnoteの前にあげた記事は、昨年9月のものだ。
それから投稿していないのは、1文字も文章を書かなかったからではない。
何を綴ってもなんの価値も感じられなくて、noteを書き始めては下書きへ放り込む、の繰り返しで、50記事くらい書きかけのまま放置してしまった。
その中からnoteとしてあげるものはもうないかもしれないと思うと少し寂しいけれど、そうすることしかできなかった。
完全に潰れきっていないタイミングで休職したから、1ヶ月も経てば元気になるだろうと思っていたけど意外と時間がかかったなあというのが所感だ。
完全復活みたいな口振りだけど、今も病院には通っているのでまだ通過点なのですが。
休職から1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月。どんな日々だったか記録しておこうと思うので、続きは次のnoteで。
では。