見出し画像

世界には美しいものがたくさんある:Duomo di Siena

旅行先で、まず最初に行くのが街の中心にある教会。時間と叡智と労働力と気力と財力のあらゆる全ての力を集めてできたその街の歴史ある誇り高き建物だからです。

「今まで訪ねた中で一番美しかった教会を3つ言いなさい」
と聞かれれば、私見ですが

  • イタリアのSiena Duomo(Duomo di Siena)

  • Sagrada Familiaサグラダファミリア

  • Salisbury大聖堂

夫に同じ質問をしたら、

4つ!(3つと言ったのに)。

まだ行ったことのないイスタンブールのアヤソフィアが私の3大建造物のどこに食い込んでくるのかこれから楽しみ(4月に行きます!)です。

私の中ではナンバーワンと言っても過言ではないSiena Duomo(Duomo di Siena)です。

外観
大理石でできた縞模様なのですが
なんと外だけでなく、中も大理石でできた縞模様!
こんな柱は他ではお目にかかったことありません。

こんな大胆な模様の美しい整った教会は世界広しともここだけ、と確信あり。
金色との相性もゴージャス。

白黒マーブルは白黒がシエナの紋章だからだったそうです。

the civic coat of arms of Siena



最近オーディブルで三体という本を読んだ(聞いた)のですが、その時に1次元、2次元、3次元、4次元、の次元の話が結構出てきて . . . 思ったのです、旅行する→「行ったことがある」というのは自分の知識や理解や好き嫌いに新しい次元を与えることだなあと思ったのです。

見た/見ない、知ってる/知らない、聞いたことある/ない、好き/嫌いなどの”もの”への理解は2次元止まりになりやすいけれども、実際に自分の足で「行ってみる」という行為=旅行はその知識にいきなり3次元の見方を教えてくれる

当たり前と言ったら当たり前ですよね。ポスターで見た美しい景色(2次元)、写真で見た美しい建物(2次元)、どんなに研究してどんなに本を読んだ知識でも横広がり。そこに実際に行くのは、3次元*。大きさ、広さ、荘厳さ、輝き、雰囲気、空気、どんな風に陽の光が差し込み、人がどんな風に祈りを捧げ、天国を示した天井はどの角度から見たらどんな風に感じるのか、いきなり知識の幅が、広がるのではなく上に飛び抜けます。その感覚が満足感となるのではないかと思っています。

さあ、行ってみよう!ちなみにその際にはフロレンスでワインを飲むのをお忘れなく!


*ちなみにこの3次元理論はこんな風にも使っています。



いいなと思ったら応援しよう!

山林
❤️