初夏のスコットランドで、植物を愛でるという遊び
あまりにも私の、なんちゃって-iPhone-de-写真の腕がいいので、植物観察会のフォトグラファーとしてお声がかかりました。
というのは冗談で、夫の企画するフレンズ(Calton Hill)のアクティビティに参加、みんなが植物観察に勤しんでいる間、私の仕事は写真をとってあげる事。初夏と書きましたが、本当にヒートウエーブでなんと今日は22度。夏らしい夏のないスコットランドで、初夏なんて書いちゃったわ。
最近は写真のiマークをポチッと押すと、infoが自動的に出てきて、植物名などを同定、wikipediaにも飛んでくれるという便利な機能があり、こういう時には本当にいいですね。でもAIの間違いも多いので、ご注意。
ポルトガル旅行中に出番が多かった夫のパナマハットに、ほつれができてしまい、それが小さな穴になっています。リスボンで通りがかった帽子屋さんにもっていき、修繕を依頼したところ、「これはもう穴が大きくて無理ね〜」と断られたのですが、捨てられない人。パナマハットって高級なほど、柔らかくて弱い(長持ちしない)、納得できん。
このギザギザでツノのような尖った葉っぱの形は、うちの山林で私の好きな木の一つ、オヒョウではないか、オヒョウはラテン語でUlmusだったはずだとBenに聞きに行く。
北海道のオヒョウはUlmus laciniata
スコットランドのこの似たような葉っぱを持つ木はUlmus glabra
やっぱりプロの頭は違う。
ハコベは英語ではchickweedと呼ばれているらしい。私はハコベを見ると、インコに食べさせていたことを思い出し、なんだか柔らかくて美味しそうだと思ってしまいます。
今回の密かな収穫は、ラズベリーの大群を発見したこと、秋、ここにラズベリーを摘みに来ちゃおうかな。
密かな第二の収穫は、食べられる野草を教えてもらったこと。
日本語ではスイバ。”和名スイバの由来は、茎や葉を口に入れて噛むと酸っぱいことから「酸(す)い葉」の意で名付けられた”そうですが、聞いた事ないので、日本ではあまりメジャーではない?
確かに食べるとレモンのような酸っぱ味があって、この植物観察会に参加していたスーザンによれば、”ミシュランシェフが高級食材としてフィーチャーして使用してた”そうです。確かにミシュランのようなちょっと変わったものが大事なレストランではこういうのとかローカルなキノコとか、使ってそう。私も大事にもって帰ってお昼ご飯のサラダにしました。
私のフォトグラファーとしての仕事も無事、完遂致しましたので、写真載せておきます。構図や光など全然考えないで撮ってるけど、偶然の写真でいいのです、雰囲気、わかっていただけるかも。
ところで、全人類に見てほしい、読んでほしい、いつも見ている世界さんの今日のこの記事
「お金を払わず、お金をもらわない行為(けど楽しい)」が、トータルの幸福度をあげるもっとも簡単な方法、という前代未聞の文章。いや、心の奥底でそういうことが幸福度をあげることはわかっていたのだとは思いますが、こうやって文章化されていてハッとしました。
私の父は世界さんのお父様と違って、うちの山林を手に入れた時に私に向かって
「それはカネになるのか?」
と100%バカにして反対した人です。
もし、今、同じことを聞かれたとしたら、世界さんのこの記事を大きく印刷して、そのまま届けたいと思いました。素晴らしい。
最後にBenの作成したCalton Hill 植物リスト
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いつもありがとうございます。このnoteまだまだ続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。