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ポルトガル旅行 黄金のポルト
ポルトガルの第二の都、ポルト旅行記です。4月中旬〜下旬、お天気にも恵まれました。美しいことで有名な街には必ず水があり(ポルトの場合はDouro川 Rio Douro)、そして坂がありますね。忘れないうちに少しづつポルトをまとめます!ちょっと細かいのですが、ご興味のある方は写真だけでも見ていってください。誰かのご参考になりますように(と言いつつ、自分のための写真整理だったりしますが)。
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ホテル
House of Sandeman
5泊したポルトのHouse of Sandemanです。
ポートワインの蔵を改造したホテルなので、到着すぐの
ウエルカムドリンクはポートワインのSandemanのポート&トニック
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ジン&トニックではなく、ポート&トニック
ホワイトポートはすっきりして飲みやすい
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このSandemanはGeorge Sandeman(1765-1841)というスコットランド人が1790年代にワインの会社を作るためにポルトに来たのが始まりだそうです。スコットランド人(とかイギリス人)がポルトガルでワインに魅せられた理由の一つに、イギリスではブドウが育たないからかも。その価値に他のヨーロッパ諸国の人よりも惚れ込むという要素があるに違いない。
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床フェチとしてはこういう古い床板が大好き
お部屋はすっきりとしたインテリアで清潔かつ広々していて嬉しい
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リバービューの窓。
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朝ごはんは向こう岸の街並みを眺めながらコーヒー、の特別感あり
ホテル House of Sandeman のまとめメモ
• スタッフが素晴らしい
• 清潔で気持ち良い
• サービス良好:ウエルカムドリンク、ティータイムのフリーコーヒーやお菓子あり、前日までに予約をすれば宿での夕食は10ユーロとのこと(我々はトライせず、でも予定が合えば食べてみたかった)
• キッチンも使える
• ホテルランのリバーサイドバーも人気
• ホテルランのSandemanポートワインツアー・ボートツアーなど企画あり。諸々割引あり
• 到着日、空港から最寄りの地下鉄で宿まで到達しようとすると坂でスーツケースが大変なことになるということを知り、タクシーにした(ホテルの立地はリバーサイド、最寄りのメトロ駅は丘の上)、そういう意味では立地は完璧ではないとは言えるけれども、ポルト自体が坂の街なので、避けられない要素であるかも
•リバーサイドで楽しむ観光客向けにレストランやバーが立ち並び、そのせいでBoom Boom Boomの音楽がうるさいのには参りました。二重窓になっていてかなりの騒音はシャットアウトしてくれるのだけども、低音の響きまでは止められない。Rigaを旅行した時にも同じ目にあって、これはと心配したのだけれども、幸い、夜中0時には全ての音楽が止まった(Rigaでは夜通しだった)ので睡眠時間帯はOK。
• また泊まりたい(おすすめできる)
レストラン、カフェ、食べたもの
Mercado Munincipal da Beira-Rio(ホテル近くのマーケット)
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Mercado Munincipal da Beira-Rio
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色々チョイスがある中で選んだのはバカリャウのお店
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Majestic cafe
ベル・エポック的、アールヌーボー的な華やかな感じのポルトで最も有名なカフェです。紳士淑女が集い合ったころそのままに、ビシッとした白シャツ黒ズボンのウエイターが忙しくも隙なくサービスしてくれます。
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Casa Vegetariana
Mercado do Bolhão内にあるベジタリアンのレストランです。ポルトガルらしさもあって、たくさん野菜が食べられるのでお気に入り、2回行きました。
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デザートは薄々のアップルパイ
観光と見どころ
Sé do Porto =Porto Cathedral ポルト大聖堂と、Episcopal Palace (Paço Episcopal)=キリスト教の主教(司教)のパレス
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*アズレージョ:ポルトガル・スペインのタイル。14世紀にイスラム教徒によってスペインにもたらされ、アンダルシアで生産した色柄タイルで、16世紀以降、ポルトガルで多用されるようになった。とくにタピスリーのような絵画的表現に特徴がある。アズール(青)に由来する名称。 途絶えることなしに5世紀もの間生産され続け、ポルトガル文化の典型的な要素となった。 ポルトガルへ行けばどこでも、アズレージョは教会、宮殿、一般の家の内や外、鉄道駅や地下鉄駅でさえも見られる。アズレージョは、壁や床、天井でさえも使われるように、ポルトガル建築の多くで主要な要素となっている。装飾用に使用されるのみでなく、一般の家の室温管理のような特別な機能能力を持つ。アズレージョの多くは、ポルトガル史の歴史的・文化的要素を記録しているのである(wikipediaより)
色々な教会のクロイスター(中庭)を歩いてきましたが、クロイスターが青いタイルで装飾してあるのは初めて。ああ、ポルトガルに来たのだなあと思いましたね。
(ちなみに世界一美しいとも言われるSao Bento駅にもアズレージョタイル満載でした。)
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装飾はどこもかしこも金、金、金です
この大聖堂の隣に建っているEpiscopal Palace (Paço Episcopal) キリスト教の主教(司教)のPalaceにもついでに寄りました。
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キリスト教の司教=Bishopというとローマ教皇(法王)をトップにしたピラミッドの中でも、高位の聖職者になりますが、キリスト教の教職者がどれだけ富をせしめて、贅沢放題の、自分の好みを好きなように好きなだけ反映させているのか、いつ見てもある意味うんざりさせられます。そうは言っても、こういった特権階級のお金持ちがいなければこういった人類の力を結集させて作られた豪華で美しい文化物も存在しないということになるわけで、なかなか複雑です。この建物は、何回も作り直されたので結果的にはスタイルがバラバラで統一感のない豪華さになっています。
Igreja de Santa Clara サンタクララ教会
ポルト大聖堂から歩いてすぐのところにあるサンタクララ教会。
夫が勢い込んで入っていくのを後ろからノロノロと、「そんなに観光、頑張らなくてもいいいじゃ〜ん」、とやる気なくついていったのですが、こういう全く知識のない+全く何も期待していない時に限って、後で決して忘れることのない瞬間がやってくるものなのですね。
ここが
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”黄金の教会”
”ポルトで一番感動した教会” (レビューより)
でした。
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本当に驚きました。こんな黄金だらけの教会を見たことは一度もありません。最近、建物を復元修復する作業が年単位でようやく終わったそうです(総費用>4億)。その復元作業中に磨かれたであろう金メッキがギラギラと輝きます。黄金で金メッキされた「木彫り」の彫刻はポルトガル最大級のものだそうです。石の彫刻と違い、木彫りなので立体感が出しやすいのか、奥行き感もあり、度肝を抜かれました。
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全く知識のない+全く何も期待していない瞬間→驚愕の一瞬(感動!)に変わってくれるためにも、こうやって写真で見せちゃうとネタバレそのものだなあとちょっと引け目を感じますが、実際みるともっとすごいから、許してね。
ポートワインツアー
さすがポートワインの産地、ポルトにはホテルの中にあるSandemanのポートワインツアーだけでなく、
- Graham's
- Taylor's
- Calam
- Churchills
- Croft
- Ferreira
- Offley
- Ramos Pinto
などの数多くのポートワインのロッジがあり、それぞれセラーツアーを開催しているようです。夫は5泊6日予定あるんだから6つ行けるね?と有り得ないですよね。この中では少し遅くまでやっていたTaylor'sに行くことができました。1箇所で私はもうお腹いっぱい。
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オーディオツアーになっている
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ポートのブドウの種類
- Touriga Nacional 最も有名、ダーク、強いタンニン。
- Touriga Francesa フルーティ、アロマティック
- Tinta Roriz スパイシー
- Tinta Barroca 甘味
- Tinta Cao 昔からある種で悪環境に強い
- Tinta Amarela リッチ
ちなみにポルトガルのワイン産地は以下の通り
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大きいものはゆっくり、小さいものは早く熟成する
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左:”Ruby”や”ホワイト”は大きなオーク樽 (Vat) でできる
中央:"tawny" は小さなオーク樽 (cask) の中で強く熟成させるため、元の色の一部が失われ、茶色がかった色合いになる、もしくはtawnyと呼ばれるポートワインには色の豊かではないけれど甘いブドウから作られたワインも入っている。
右:ボトルの中で熟成させるタイプ 年毎のヴィンテージ、20年とかゆっくりゆっくり進むらしい
全然覚えられないけど一生懸命お勉強したのは、最後のお楽しみ、試飲コーナーがあるからです。しかもTaylor'sの試飲コーナーはとても素敵なお庭でさせてくれるということで、もうワクワク。
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(フルーティーかつフルボディ)2019とホワイトポート
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2種類の試飲→そしたら、誰でも、試飲に含まれていないTawnyも飲みたくなるじゃないですか。
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Fundacao Serralves
コンテンポラリー美術館とお庭で有名なSerralves。ちょうど草間彌生の特集が開催されていてKusamaワールドも体験できました。
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たくさん写真がありすぎて、書ききれません。力尽きて1回分の投稿では終わらなさそうなので、一旦ここで公開して、また続きを後で書きたいと思います!
続きはこちら
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