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ホロカトマムの源流で釣った魚を食べる贅沢

一日だけ飛び入りでホロカトマム昆虫類調査に参加してくれた旭川に住む今村さん。彼は植物学者なんだけども、なんでも知ってる。そして、釣りがうまい。

我々は全然そういう釣りみたいなことができないので全然知らないのだけれども、リールなしの簡易釣竿で川の流れに合わせて引っ掛けてくる釣り師の今村さんを尊敬の眼差しで見つめました。我々を気にすることなくマイペースでお一人で釣りを楽しそうにしておられました。

昆虫を眺めている我々を気にせず一人で釣りに励む今村さん
クレイグ持参の温度計。川の水の温度は13.4度。ひんやり。


これは在来種のアメマス Salvelinus leucomaenis leucomaenis
「おそらく陸封型です」と学者らしいことを色々教えてくれる
アメマスは在来種なので、キャッチアンドリリース
こちらは外来種のニジマス Rainbow trout
除去対象なので、食べる用に

とーとさんが前回コメントで教えてくれたけど、カゲロウに似せた疑似餌に食いついてくるんですね。

カゲロウの幼虫を探す我々と、そのカゲロウに似た疑似餌で魚を釣る今村さん、せっかく探したカゲロウの幼虫を釣り餌用にくれとばかりに、今村さんに奪われなくてよかったです。

長靴を履いて川底の石をひっくり返してさらいネットでキャッチ
幼虫たちを観察するために
遊びモードの今村さんと違って真剣なクレイグ
目を皿のようにして眺めていると小さいものが色々いるんです
小さすぎて撮影もボケちゃって大変ですが、
つぶつぶ感とか色んなものが見えますね
白いのはプラスチックのスプーン(クレイグの7つ道具は色々あって面白い)、
スポイトで吸い出して乗っけて撮影、大きさ想像できるかな


冗談で、釣るなら今晩のおかずになるように釣れと今村さんにはプレッシャーをかけていたのですが本当に、ちゃんと今晩、4人分の夕食を賄うことができました。あっぱれな13匹。しかも、宿泊先にあった切れない包丁で、捌いてくれながら、オスメスと分類、放っておくと長さを測ってノートに記録するんではという念の入れよう。

自然の恵 あっぱれ13匹
川魚なので、しっかり洗って滑りを取って、塩を振って水気を拭うといいらしい
ここから焼きました(食べちゃって最終写真なし!)

山を買ってから今までで初めての経験でした。この満足感、わたしの狩猟民族DNAが喜んでいるのかもしれません。


jeweriさん(息子さん)のように

炭火焼き、なんて感じだったらもっと風流だったんですけどね。それにしても息子さん、素敵な絵を描きますね。


いつもありがとうございます。このnoteまだまだ続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。