（番外編）いつものごはんを楽しく！-調理担当の視点-

今回のコラムは、調理担当の白谷です。

なぜ『5分deおうちごはん』のメンバーになったのか。出会いは、まだこの企画が構想段階だった頃。寺西さんから企画の趣旨を伺って、うちに出来る範囲でならと参加させて頂く事になりました。あれから4年、いつの間にか1番古株です。

実は元々、うちの弁当屋の合言葉は『いつものごはんを楽しく』。これって簡単そうで実は結構難しい。仕事や子育てに追われていると毎日は選択の連続。『決める』って結構疲れますよね。

これが積み重なると食事を決めるのも面倒になります。家族の為に料理をするなら尚更。献立、栄養、好みや食べる時間、考える事が山盛り。正直、プロの自分達でも自分達の食事を決めるのは苦手です。

でも、そうなると食事の時間が憂鬱なものになっちゃいますよね。それは、悲しい。

ごはんの時間は楽しいものであって欲しい。特に子供達にとって。その為にはお父さんお母さんが楽しめる形にしなくてはいけない。そんな想いもあってお弁当屋を始めたので『5分deおうちごはん』のコンセプトにはとても共感しました。

とはいえ、実際にスタートしてからは大変でした。一言に調理と言っても、出来立てを出す『飲食店』、一度冷まして容器に盛り込む『お弁当』そして袋に詰めて真空にする『真空惣菜』は全く別物です。

調理工程も味付けも、それぞれに合わせたやり方をしなくてはいけません。

真空して配送、さらにご自宅での再加熱。温度の変化や時間経過を加味して調理する必要がある。

食材によって味が濃くなる物、水分が後から出る物など特性は様々。

『食べる時に丁度良い濃さになる味付けは？』
『真空、配送で形が崩れないようにするには？』
『どうしたら食感を残せるか？』

メニューも変わるので毎回試行錯誤です。そんな苦労が少しずつですが形になって皆様のお役に立てていたら嬉しいです。

皆さんの『ごはん』が楽しい時間になる事を願って今日も研究、勉強を続けますので今後とも宜しくお願いします！

以上、調理担当の白谷でした。

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