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(番外編)成長という名の苦しみ-栄光の架け橋-

いつもありがとうございます!寺西です。岸本さんではなくすみません。。

今週は岸本さんが体調不良のため、番外編として寺西が担当させていただきます。また、こいつかと思わず、少しだけお付き合いいただけますと幸いです。

1.成長の正体

皆さまは自身の「成長」を振り返ったことはありますか?
その前に「成長」ってなんなのでしょうね?

私はこう考えます。「できなかったことができるようになること」。

人生を振り返ってみると、こんなタイミングで「成長」を感じることができました。

小学生低学年「自転車に乗れたっ!」、「25mバタフライで泳げたっ!」。社会人「昇格試験に受かったっ!」、「5分deおうちごはんが少しずつ形になってきたっ!」。

でも、当時は、こんな枕詞がついてました。
怖くていっぱい怪我して痛かった…
苦しくてたくさん水を飲んだ…
なんども落ちて悔しかった
できない自分に腹が立ち、人目をはばからず泣いた

皆さまはいかがだったでしょうか?

小学校高学年の頃、夜な夜な「足の成長痛」に苦しみ、寝付くまでコタツで唸っていた記憶があります。でも、そのおかげで身長が伸びました。急激な変化は痛みを伴うもの。成長も同じかもしません。

2.成長の過程

ゆずさんの「栄光の架け橋」にこんな一節があります。

悔しくて眠れなかった夜があった
恐くて震えていた夜があった
もう駄目だと全てが嫌になって逃げ出そうとした時も
想い出せばこうしてたくさんの支えの中で歩いて来た

悲しみや苦しみの先に それぞれの光がある
さあ行こう 振り返らず走り出せばいい
希望に満ちた空へ

※youtube yuzuofficialより

オリンピックに出場するぐらい天才的なスポーツマンでも、誰もが知っている有名なミュージシャンでも、映画化される大人気漫画の作者でも。

歌詞を改めて読んでみると、皆、「成長」の過程は同じだと感じずにはいられません。だからこそ、「栄光の架橋」は多くの人の心を動かし、多くの人に勇気を与え、多くの人から支持されたのでしょう。

つまり、「苦しみ」、「恐れ」、「不安」は「成長への第一歩」と考えることができます。そして「挑んでいる人にのみ」に与えられる特権です。

そして「悲しみ」、「苦しみ」の先に「光」があります。その光は「負の感情」を包み込み、「成長」というかけがえのない大きな輝きへと生まれ変わらせます。

3.成長痛との向き合い方

ここからはどうやって成長という「痛み」と向き合っていけば良いのかを自身の体験談から考えてみたいと思います。

・半歩進めたら合格点

すごくシンプルなことです。最初から難易度の高いものに挑戦せず、自身を甘やかしつつ、少しずつステップアップしていきます。

赤ちゃんだってまず「一歩」です。
高地トレーニングも徐々に身体を慣らします。
ゲームだって、最初は簡単です。

そのためにたいせつなことは計画を長期軸で立てること。

いきなりストレッチし、自身を痛めつけながら進んでいては身体も心も悲鳴をあげてしまいます。

お金のご利用は計画的に。成長のご計画は段階的に。これです。

・できない自分を認め、助けを乞う

成長とは、経験・知識外のことに挑むことです。つまり、「できないことだらけ」の日々。まるで、不思議の国にでも迷い込んだような感覚。頭が真っ白になり思考停止もざらにあります。そんな時、「白うさぎ」のような案内役が必要です。

わからないことを無理に進めようとしても、結局、空回りして進めません。大人は雪の日には「スタッドレス」だとわかりますが、子どもはわかりません。

できない自分を認め、素直に「助けてください」と声に出していってみてください。それだけで随分と楽になります。

はじめからできる人はいません。一歩ずつ登っていけばいいんです。

・死ぬわけじゃないと開き直る

すごく大切なこと。人はよく勘違いする生き物です。

この勝負に負けたら…。この大学に落ちたら…。新規事業が創れなかったら…。いえいえ、何にも変わりません。

今、挑んでいることが私の、あなたのアイデンティティではありません。どんなことがあろうと、私は私、あなたはあなたです。

多くの場合、追いつめているのは、ジブン自身です。

そんな時は、「できなくたって!いいじゃない!」、「失敗しても死ぬわけじゃない!良い経験!」と開き直りましょう。

その方が余計な力が抜けて、案外うまく進みだすものです。

映画バタフライエフェクトのような「やり直し」は人生にはありません。進んだ道が正解だと信じるのみ。※アシュトン・カッチャー若いですね!

4.大切な支え人

もう一つ忘れていけないことは、「たくさんの支えの中で歩いて来た」です。

私には恩師が沢山います。

正社員なりたてで「お前明日からもう会社に来なくていいよ。」と言い放った上司は「社会人としての礼儀作法マナー」を教えてくれました。

大阪転勤3日目で「俺になんでも報告しろやー!」と大喧嘩した上司は「報告することの重要性、道を誤ることの危険性」を教えてくれました。

30歳、会社にいけなくなった時「寺西大丈夫?」と既に会社を辞めている諸先輩方は「それぞれの方法」で助けてくれました。

今の会社に戻してくれた先輩。間違いを正してくれた上司。本気で怒ってくれた友人。優しくも厳しく接してくれる同僚。夢を抱かせてくれた会社。

自転車を支えてくれたのは…「父」
水泳の送り迎えは…「母」
昇格試験は…「上司」
おうちごはんは…「お客さま」

人間は一人では折れます。でも、支えられれば何度も立ち上がれるのが人間です。ここで大切なことは、一人で立ち向かわないこと。

私の経験上、「感情ではなく成長を考えてくれる人」、「繰り返し何度も伝えてくれる人」、「忖度せず動いてくれる人」は信頼できる人です。

今、頭の中に思い浮かんだ「鬱陶しくも、いつもそばに居てくれる人」を大切にしてください。そして苦しみを吐露してください。きっと助けてくれます。

支えて下さっている方々への感謝を忘れずに。

5.成長のはじまり

私は、これからも成長への架け橋を苦しみ・恐れ・不安と共に歩み、そして最後の日「本当に良い人生だった」と回顧できる。支えてくださった皆さまの顔が思い浮かぶ人生を歩んで参りたいと思います。

そして、歩んできた道筋で、次世代に勇気を与えていきたいです。子どもたちが、チャレンジを怖がらず、支え人に助けられながら、成長し、道を切り開いていってくれることを心から願っています。

「成長」は「悔しくて眠れなかった夜」、「怖くて震えた夜」、「全てが嫌になった時」、「逃げ出そうとした時」からはじまってます。

こんな感情を抱いた時は、「ラッキー♪」と思ってください。その先に必ず「光」があります。

さあ行こう 振り返らず走り出せばいい
希望に満ちた空へ

稚拙な文章が少しでも皆さまの「苦しみ」、「恐れ」、「不安」の支えになれば幸いでございます。

寺西洋喜

2023.10.6追記


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