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読了:新 コーチングが人を活かす

読了:新 コーチングが人を活かす
鈴木義幸 (著)

【概要】
2000年に刊行以来「最良の入門書」として高い評価を受け、ロングセラーとなった本書。
コーチングが、ビジネスから教育、子育て、医療、スポーツへと広がる原動力となった1冊です。
第一人者が豊富な事例を交えて、わかりやすくコーチングスキルのツボをお伝えします。
【所感】
各スキルについて具体例を交えて書かれており、非常にイメージしやすかったです。

■一番印象に残ったポイント
 “上から目線”で、相手に考えさせるのはコーチングではありません。
コーチングは対話です。
⇒答えを「引き出す側」「引き出される側」ではないということです。
不確実性の高いvucaの時代だからこそ、一緒に答えを探していくことが大事とのことです。

印象に残ったスキルメモ

・小さな質問
⇒相手が答えやすい質問を意識的に投げかける。
答えにくいのは大きい=いきなり「ゴール」を聞く質問

・「なぜ」の代わりに「なに」を使う
⇒「なぜ」は非を聞かれている=攻められているニュアンスになる

・不満を提案に換える。
⇒不満=会社の伸びしろ
行動喚起に繋げる。

・オウム返しの本質
⇒自己抑制という効果もある。
相手の話をさえぎらない。
これは有効なメソッドだと思いました。

・受け取る、受け取ったことを伝える、促し、質問する
⇒「そうなんだね」、「それ」「それから」

・10点満点で今の状態を採点する。
⇒直感的に数字にするだけで状況がクリアになる。
何が良かったか、何が足りないのか具体的に話しやすくなる。

・「枕詞」は大事
「ちょっと言ってもいいかな」
「これは私の考えだけど」
「ちょっと緊張しちゃうんだけど」
枕詞を上手に使えると社内外、様々なコミュニケーションが大きく変わると感じました。

【"失敗する権利"を与えることが、相手の自発性を生み出す】
⇒失敗経験は成長するために不可欠

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