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読了:売上最小化、利益最大化の法則

著者:木下 勝寿 

【概要】
カネなし、コネなし、実績なしから東証一部上場した「北の達人」社長の処女作。利益率29%の秘訣は、会社の弱点が一発でわかる「5段階利益管理」と一度つかんだ顧客を絶対に離さない商品・人材・マーケティング戦略。史上初の4年連続上場&株価上昇率日本一超効率経営の秘密を創業社長がこれでもかとすべて語る!

【所感】
売上が高い=利益が出ているではない。
目に見えづらいコストも原価に分類して、5段階で利益計算をすると、少ない原価で利益が出ている商品を見極めていくことができ、効率的な経営につながることが丁寧に説明されている本です。

その他、マーケティングの視点でも非常に勉強になる本でした。

・検索している人数の多いワードから「お客様の悩み」を考え、
競合商品が存在しないときに商品企画をスタートした。

・リピートされるかどうかは顧客満足度にかかっている。
顧客満足度は商品の品質に比例するが、盲点が一つだけあり、
それはお客様が「使い方を間違えている」場合だ。

・最終的には、写真がその商品にほれ込めるかどうか。
社員が「良いものだから多くの人に使ってもらいたい」と思えるかどうか。

・8文字で売上1.5倍メソッド
【お一人様2個まで】

・マーケティングファネル
⇒お客様に認知され、興味・関心を持ってもらい、比較検討され、購入に至るまでのフロー

・クリエイティブのカギ
「誰に、何を、どう、伝えるか」の「何を」が大事
マーケッターは、原点回帰でターゲットを絞り込める広告表現のクリエイティブ力を身につけなければいけない。
マーケティングの本質が【一対一】
⇒AKB48にあって、おニャン子クラブにはないコンセプト

・総合職社員中心とアルバイト中心では組織の作り方が異なる。

アルバイト中心:業務を作業ベースで細分化する。
総合職社員中心:会社や個人の成長、やりがいを目的にする。
⇒個々人の得意分野、苦手文也を洗い出し、どの仕事を誰がやるか決める。
個人の個性を重視し、メンバーが変わったら組み合わせも変える。

メリット:得意分野に集中、全体パフォーマンス向上
デメリット:仕事が細分化され、本人が意識しないと全体を理解しづらい。得意なことしかしないので、苦手分野は克服されず、成長にバラつきがでる。

・「人は変わらない」という前提で、仕事の仕組みを考えるべき
⇒部下が変わるのではなく、マネージャーが仕事を仕組化する能力を身に着ける。

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