読了:人を動かす原則

読了:人を動かす原則
レス・ギブリン (著)

【概要】
GE 、メリルリンチ、ジョンソン・エンド・ジョンソンほか
米国大企業の研修に使われる人間関係のバイブル
累計500万部 半世紀以上読み継がれる隠れた傑作

最も成功している医者、弁護士、セールスパーソンが、最も知的だったり最も優れた技能を持っていたりするとはかぎらない。
最も幸せな夫婦が美男美女というわけではない。
仕事であれプライベートであれ、うまくいっている人は、人間関係の技術を身につけているのが特徴である。
基本的な一般原則を理解して実践するという点で、人間関係の技術は他のどんな分野の技術とも似ている。
あなたは何をすべきかだけでなく、なぜそれをするのかを知らなければならないのだ。

【所感】
先日読んだ「人望が集まる人の考え方」と内容が似ているなと感じましたが、どうやら同じ作者でした。
また、タイトルからもそうですが、D.カーネギーの「人を動かす」とも通じる部分があります。
批判せず、相手を尊重して、相手の利益を考えるということは共通のようです。
人間の最強の本能のひとつは「自己保存」であり、人を動かしたいなら、人間の本性に逆らうのではなく、 人間の本性に合ったやり方を選択しなければいけない。
1 人はみな自分本位である。
2 人はみな他の何よりも自分に興味がある。
3 人はみな自分が重要な存在であると感じたがっている。
4 人はみな承認欲求を満たすために他人に認めてほしいと思って

自尊心が満たされていないと人は相手のことも大事にできないという。
チームの一人一人にスポットを当てて、それぞれのメンバーの重要性を認め、面子を潰さないように配慮する。頭で分かった気にならず、実践できるように取り組んでいきたいと思います。
また、自分がやってしまいがちだなと反省したのは、
議論≠相手をねじ伏せること
⇒自分と同じ考えになってもらうこと
正論を正面から叩きつけても、正しいことと人が動くかどうかは全くの別物と理解する必要がある。

「新たな情報を踏まえて検討し直しましょう」などと言って、今の考えを変えることは間違いではないということをそれとなく提案するやり方は有用だと思いました。

相手を思いやってコミュニケーションをとることこそが、 成功と幸福への近道であると本書では言います。
話し手の目を見る、興味を持っている素振りを見せる、声の調子を下限する、笑顔を見せる。
笑顔を見せないのは預金があってもんまったく引き出せないようなもの。
自分は無表情になりがちだと思うので意識して笑顔をつくるようにする。

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