コンディショニングとは
どうも!火曜日担当の森宜裕です!
理学療法士という資格をもち、走りの学校講師の中で身体博士として活動しています。
先週の土日は、フィールドホッケーU15日本代表の男子の選考会に行ってまいりました。
全国から集まった79名の選手が、12月に開催されるエキシビジョンマッチへの出場権をかけてフィジカルテストや試合の中でスキルを評価されます。
例年は、男女18名が選考されオーストラリア遠征に行くのですが、今年は中止となりました。
代わりにオリンピックで使用される大井ホッケー場にて代表同士による紅白戦が行われるのです。
この代表チームにおいて、私の役割はコンディショニングコーチ。
選手たちにコンディショニングの方法や向き合い方をコーチングすることが仕事です。
では、コンディショニングとは一体なんなのか。
日本スポーツ協会の定義を見ていきましょう。
コンディションとは、その時の調子・状態。
コンディショニングとは、ピークパフォーマンスの発揮に必要なすべての要因を、ある目的に向かって望ましい状況に整えること。
なかなか難しく書かれていますが、自分にとって大切なタイミングに、めっちゃいい状態に整えるためのすべての取り組みがコンディショニングです。
・睡眠
・食事
・トレーニング
・テーピング
・マッサージ
・ウォーミングアップ
・クーリングダウン
・ストレッチ
すべてがコンディショニングとなりえます。
では、僕がチームに帯同したときに伝えていることはなんなのか。
それは、この「コンディショニング」への向き合い方です。
コンディショニングは決して単発で終わるものでもなければ、
魔法のように即席でパフォーマンスをあげてくれるものでもありません。
コンディショニングは、自分の身体が発している情報を感じて、必要な取り組みを継続しつづけることに意味があります。
ホッケーの選考会の場面においても、途中で僕からのトレーニングの時間や、ウォーミングアップ、クーリングダウンの時間が設けられます。
その時に伝えているストレッチの方法自体はとてもシンプルで、見たことがあるストレッチ方法ばかりです。
ですが、「コンディショニング」の考え方を合わせて指導することにより、選手たちの身体に起こる変化は大きなものになりますし、今後の選手自身の準備能力も大きく高まります。
ひとつひとつの、方法ややり方が手軽に入手できるようになった時代ですが、「コンディショニング」という考え方を持ちながら様々な取り組みをしていくだけでも結果は大きく変わってくると感じています。
それでは!
走りの学校 講師 森宜裕
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