HSPやINFJは「適性があり、ずっと楽しく取り組めること」を見つけるのが幸せの第一歩【天職の見つけ方】
自己理解が全く深まっていなかった若い頃、一時期、絵の世界を志したことがあった。
目標を設定して一年ほど取り組んだが、箸にも棒にも掛からない。
そのあと「自分は文章の方が向いているのでは?」と思い、ライター教室に通い、そのあと執筆を生業するようになった。
自身の強みを知るためには
・何に適性があるのか?
・適性があること中で、楽しめる領域はどこか?
を知るのが大切だ。
僕が「絵を描きたい」とどれだけ願っても、根本的に絵を描く能力が低かった。基礎訓練を重ねて、多少は上達したが知れていた。頑張っても誰かの模倣にしかならず、苦しみが増えていく。途中から義務のようになっていたので、文章への転向は正解だったと思う。
適性を見定めるためには「子ども時代、何で評価されたか?」を洗い出すのが有効だ。
僕の場合、絵で評価されたことは一度もなかったが、文章は何度かほめてもらった記憶がある。
まだ言語化能力の低い子ども時代ほど、どの感覚が発達しているのか如実に表れやすい。
身体を自在に操る感覚が長けている子どもは、運動が得意である。これは「どのように体を動かせば効率的なのか?」を本能的に理解しているからなのだろう。
適性がわかれば、次はその分野の中で「どのようなことに取り組んでいるときが楽しいか?」を見定める段階だ。
文章を書く適性がある人の中で「WEBライターになりたい」と切望する人は数多い。
ただし「どんなジャンルでも文章さえ書ければOK」という人は少ないはずだ。
金融や医療など硬い系のジャンルもあれば、エンタメ、芸能などやわらかめのジャンルもある。
このように適性がある分野の中で「何にどう携わるか?」を、あなた自身が決めなければならない。
あとは、
・クライアントとの相性
・設定している報酬が得られるか?
・フロー型、ストック型のどちらを選ぶのか?
などの諸問題が絡んでくる。
本心から楽しめることであれば、次々とアイデアがわいてくる。
「ここはもっと工夫できる」「この前の内容を、今度はこっちに応用できる」など、言われなくても創意工夫できることは、あなたの天職にちがいない。
天職を見つけるもうひとつのヒントをお伝えしよう。
プロと言われる人の働きぶりの目の当たりにした際「どうしてこの人は〇〇をしないんだろう?」と不思議に感じることがあるかもしれない。実はそれが、あなたの才能の発露である可能性がある。
例えば接客を受けていて「この店員さんは、なぜ〇〇をしないのだろう?」と感じることがあったとしよう。その店員さんには「〇〇する」という発想がそもそもない。意欲がないのか気づく能力がないのかはわからないが、なんらかの理由で、そもそもその行為をしていないという結果が出ている。他者から指摘されて「あっ、そういうやり方があるのか!?」「それをするとお客さんの満足につながるのか?」と初めて気づくかもしれない。
一方のあなたは「この仕事は〇〇することが、さらにプラスになる」と、すでに気づいている。つまりその仕事の本質を、早い段階で理解できているのだ。これは往々にして感覚的なことであるが、大きなアドバンテージである。
実はあなたがポテンシャルを発揮できる分野について理解するヒントは、過去や現在の暮らしの中にたくさん潜んでいる。
適性があり楽しく取り組めるものを見つけられたら、ワクワクして自然と走り出しているはず。
人は心から楽しく感じることを発見すると、例え誰かにとめられても、とことんやってしまう生き物なのだ。
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