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asanoshizuku
おすすめ漫画「いいかげんに生きづらさを終わらせたい: トラウマ治療体験記」三森みさ
三森みささんの「いいかげんに生きづらさを終わらせたい: トラウマ治療体験記」に度肝を抜かれた。
トラウマ治療の詳細を初めて知ったが、こんな赤裸々で、しかも伝えづらい内容を明瞭に漫画化した作品は、あまりないだろう。
トラウマ治療について描かれているのだが、筆者は数々の依存症を抱えており、芋づる式に現れる諸問題も勉強にもなる。
仕事柄、著者が依存症に関する知識を豊富に持っているので、「そうなんだ!」と読みながら何度も膝を打った。
三森みささんが、ふいに下記の文章を目の当たりにし、
自分をみがくことは
「誰かに勝たなければ」とか
「今のままではダメだから」
ということではありません。
それだけの価値がある
自分だから、大切にみがく。
みがけばきっと輝くから。
「えっ、そうだったの⁉」と衝撃を受ける場面がある。
自己肯定感が低いと、認知が歪みやすい。
認知が歪むと「自分は大切な存在。だから磨く。磨けば輝き出す」などシンプルな本質に気づきづらい。
性被害やフラッシュバックなど、目を背けたくなる描写も多数含まれているが、それも含めてめちゃくちゃリアルな本。
一回ではなく複数回読むことになりそうな予感がある。
kindle unlimitedにご加入の方なら、無料でお読みになれるのでぜひ。