HSPやINFJは、あなたの内側に潜む「成功回避動機」の存在に気づくことで、夢を実現しやすくなる
20代の頃「こんな仕事をしたい」「こんな環境で過ごしたい」と思いつつも、どこかでそれが現実化するのを恐れていた。
だからだろう。
そのとき設定した目標はことごとく叶わなかった。
その頃の僕はアクセルを踏んでいるようで、実はブレーキを踏みっぱなしだったのだ。
きっと成功回避動機が働いていたのだろう。
成功回避動機とは、無意識に自分が成功することを怖がり、目標や目的が現実化しないような動きをとることを指す。
これは無意識に起こるため、当人はなかなか気づきづらい。
成功回避動機を克服するためには、着実にできることを日々増やしていくことだ。
人間には「この範囲から出たくない」という強い思いがある。
それをコンフォートゾーンと呼ぶ。
コンフォートとは慣れ親しんだ安全な空間、環境のことだ。
もちろんコンフォートゾーンに身を置き続ける人は、成長できない。
成功回避動機から脱するには、コンフォートゾーンを出る訓練をすることだろう。
それはいつも行かない場所に行くことかもしれないし、普段会わない人に会うことかもしれない。
HSPやINFJで「頑張っているのに成果が出ない」と感じている人は、成功回避動機が働いていないか自問自答してみるのがおすすめだ。
「何が怖くて、ついどんな行動をとっているか?」を問いかけて書き出すことで、答えは必ず見えてくる。
焦る必要はない。腹落ちするまで時間をかけて、答えを導き出す。
不安に感じることや怖がっていることを認められる人は強い。
反対に強がって、不安や恐怖から目を逸らす人は弱い。こういう人ほど等身大の自分を晒すのが苦手で、虚飾をまとって自分自身を覆い隠す。
強みを知ることも大事だが、弱い自分を認めることも同じくらい大切だ。
自己対話によって成功回避動機という選択をしてしまう深層心理が掴めたあなたは、きっと前に進めるだろう。
「何もせず、今を維持することの方が危険である」と腹落ちしたあなたは、確実に生き方を変えられる。
一歩前に出るのは誰でも怖い。
でも、それによってこれまでとはちがうあなたに出会えるのもまた事実だ。
それがわかれば、ワクワクがとまらなくなる。
怖いときは「えいっ!」と前に進む癖をつける。
それだけで心のブレーキを外す術が身につく。
あなたの開花を心待ちにしている人は、大勢いるはずだ。