HSPやINFJは「解釈力」を発達させることでストレスを減らし、爽快な気持ちになれる
多くの哲学者が共通して口にしていることがある。それは「人には解釈の自由がある」ということだ。
ニーチェは「事実など存在せず、解釈が存在するだけである」と看破しているし、確かにそのとおりなのだろう。
抗えない現実に直面した際に、失望したり大きなストレスを覚えるあなたこそ、どうか解釈の力を上げていただきたい。
例えば、あなたを雑に扱ったり軽視してくる人間から何を言われても解釈によって「真に受けない」というダメージ回避の方法もある。つまり解釈の力は、身を守る鎧にもなるのだ。
メタ認知的な物の見方ができるようになると、こっちから見ればこう見えるが、あちらの視点ではああ見えるというのがわかるようになる。
解釈の力を向上させるためにオススメなのが、感情を切り離して好ましくないと感じている人間の視点から自分を見てみることだ。
抵抗があるかもしれないが、これをできるようになったあなたは、様々事象を自在に解釈できるようになるだろう。
道を歩いていて前から来た人間を避けようと、体の向きを変えると相手も同じ方向へ進もうとしてぶつかりかける。
あなたは「なんでこっちへ進むんだ⁉」と不愉快に思うのだが、相手視点に立ったときまるで同じ気持ちかもしれない。
人間は全員、主観という自分の正しさの信奉者である。
しかしそのままの状態では、自分の偏った正義や正解という枠の中で暮らさなければならず、ストレスは甚大になる。
解釈の力をつけることで、あなたはこれまでよりも自由にになれる。
主観という枠組みを抜け出し、俯瞰で物事を捉えられるようになったあなたはこう感じるだろう。
「何をどう解釈するかは、こちらの意志次第。自由になろうと願えば、いくらでも自由になれる」と。