HSP男性が過去の恋愛を回顧「内向型のBさん」その2 ~本音を言うと涙が出るHSP~
一年間の同棲を経て、お互い「結婚しよう」という気持ちにのままだったら、その時はゴールインという約束で、同棲生活が始まりました。
最初は楽しかった同棲
家族以外の人と暮らしを共にするのが初めてで、戸惑いも多かったですが、最初は楽しいことも多かったです。
住む場所を探しに、ふたりで不動産屋さんへ行った際には「ご主人は」「奥さんは」と言われ、照れたこともありました(笑)。
休みの日は、お互いの友人を家に呼んでお酒を飲んだりと、数カ月はウキウキが続きます。
家の中は重たい雰囲気に
しかし、半年、一年が経ってくると、だんだん家の中が重苦しい空気に包まれるように……。
原因は、お互い気を使い過ぎて言いたいことを言えなかったから。
なぜそうなったか整理すると、
相手に「こうしてほしい」という気持ちがあっても、それを口にできない
→その結果、欲求不満が溜まる
→→「どうして察してくれないんだろう?」という不満が募り、自室に閉じこもる
→→→顔を合わせる機会が減り、ただの同居人になる
みたいな流れでした。
ご自身がHSPであったり、HSPに興味を持たれている方は、「本音を言うと涙が出る hsp」という言葉を、一度は目にされたことがあるかもしれません。
本音をぶつけてみよう
一度だけ、お互い言いたいことを言い合おうと、遠慮せずに本音をぶつける機会を設けました。
「遠慮せず」という前提があっても、遠慮してしまうのがHSPでして、中々僕は口を開けません。
ふたりで対峙したまま黙っている時間が続いたものの、ようやく僕は思っていることをBさんに伝えられました。
すると、涙がポロポロ流れ出し、やがて号泣してしまったのです。
この反応には、自分でも驚きましたが「こんなに感情を抑圧していたんだな」と実感しました。
言いたいことを我慢して感情を抑圧してしまうのは、HSPあるあるかもしれないですね
僕も彼女もタイプ的には凹凸の凹タイプです。凹凹同士だと、どこかよそよそしくなってしまい、いつまでたっても他人行儀なところがあります。
同棲開始から一年が経ち
本音をぶつけ合う機会を経ても、結局、根本的な問題は解決せず同棲開始から一年が経ちました。
お互いに人として嫌いではなかったものの、僕はこのまま結婚するというイメージが持てなかったので、その旨を正直に伝えました。
彼女も同じように感じていたようで、僕たちは同棲を解消し別れることになりました。
猪突猛進の典型的凸タイプのAさん、自分と重なるところもある内向的なBさん、ふたりとの恋愛は上手くいかなかったのです。
「恋愛って難しい…」と改めて思うようになった僕は、それから数年、ひとりでひっそり暮らしました。
次回は、3人目に付き合ったCさんについて記す予定です。