人に関心がない人間と一緒に過ごす時間は辛い💦無関心で心がすり減る理由
20代のフリーター時代。まだライターとして活動を始める前の見習い時代。
僕はある年長のライターと顔を合わす機会が多かった。
まだ若かったこともあり「この人に気に入られないといけない」と意気込んで、不器用ながらも飲みの席に参加して交流を深めようとしていた記憶がある。
結論から述べると、このライターの人とは根本的に相性が悪く、一緒にいない方が良かった。
この人はナルシストだったので、自分を除いた人間にはほぼ関心がなく、マニア気質で特定の分野に対する膨大な知識があった。それがライターとしての武器になっていたのだろう。
対話ではなく、自分のひとり語りをひたすら聞かせるタイプの方だった。
僕は無関心な人が苦手だ。そして自己に執着があり、関心を自分にばかり向けている人がすごく苦手だ。
自身のこういった心理的傾向を20代の頃は、まだ理解できていなかった節がある。
辛かったのはこのライター男性が、一度も僕の目を見て話したことがなかったことだ。
誰かといるときもずっと携帯の画面ばかり見ながら、相手の顔を一切見ることもなく、気持ちのこもらぬ相槌をひたすら打ちながら「ふんふん、それで」「聞いてるから、続けて」と質問していたのが印象的だ。
彼は人には関心がないものの「仕事のネタになることだけは覚えておこう」という心がない人間だったように思う。
情報の搾取をしている自覚がまるでなかった。
関心とは温かみだ。一方の無関心は断絶であり内閉であり自己完結だ。
もちろん情報にのみ関心があるタイプもいるので、そこは注意しないといけない。
人ではなく物にのみ強烈な興味を抱くタイプが存在する。
また「こいつからこの情報を抜き取ってやろう」という搾取的な関心を持つナルシストも少なからずいるからだ。
直感が鋭い方なので、相手がどういう心理状態なのかある程度感じとれるところもあるのだが、無関心で自己執着の強い人と数分いるだけで、たちまち疲弊する。
心が遮断されていて、交流している感覚が少しもないからだろう。
僕のnoteでは、よく「あなたを雑に扱う人間とは、心理的にも物理的にも距離をとった方がいいですよ」と注意喚起させていただいている。
これは20代、30代と自己執着型のナルシストと長い時間過ごした過去を悔いているからかもしれない。
愛の反対は無関心。
自己不全感があり、自分にばかり関心が向いている人は、決してあなたを幸せにはしてくれない。
あなたにとって必要なのは「心からつながっている」という温かみを覚える人なのだ。