HSPやINFJは「一番苦しかったあの頃のあなた」に「いたわりの一言」を伝えよう
掃除をしていると、古い日記が出てきた。
15年ほど前の自分の記録が愛おしい。
実家を出た直後、毎日つけていたもので、読むと懐かしい気持ちでいっぱいになる。
あの頃は、将来どうなるかなど全く予想できず怖かった。
僕は実家を出るまで引きこもりに近い暮らしを数年続けてきたこともあり、この頃はほとんど人間関係を築けていなかった。会社勤めをした経験もなかったため、ソーシャルスキルは皆無だっただろう。
実家を出て辛いこともたくさんあったが、良い人間関係に恵まれた実感がある。ありがたいことに応援してくれる人とも、たくさん出会えた。
アルバイトをして、お金を溜め実家を出た。
どうなるか不安だったが「何とかしなければ人生を挽回できない」という切迫感があったから、それが今につながっている。
今は「色々あったけど、未来をあきらめることなく、地道に積み上げてきてよかった」と心から思える。
他者からみると、取るに足らない地味な人生かもしれない。自分の足で、日々を着実に歩んでいる感覚がある。
毎日、ガムシャラに真面目に日々を送っているあなたも、かつての苦しかった自分と一度対話していただきたい。
今のあなたが、あの頃の苦しかったあなたと出会ったなら、なんと言葉を掛けるだろう。その言葉を掛けたらあの頃のあなたは、なんと返すだろう。
あなたが不安の中で過ごした日々は、必ずあなたの財産や糧になる。
締めつけられるような恐怖を感じながら、それでも必死に生きる。傷を抱えながら勇気を振り絞り、自分を信じて一歩一歩前へ進む。
そのように懸命に生きるあなたを見ると、応援したい気持ちでいっぱいになる。
きっと今日のあなたも、将来振り返った際にかけがえのない日々を過ごしているにちがいない。