じゃない方社会人

数週間ぶりに母とビデオ通話をした。

会話の中で先々週くらいから仕事関係のことで病んでた話になり、その流れで今自分がしてる仕事内容を説明したら「あんた、楽しくなさそうな仕事してるなぁ」と言われた。
その返しを聞いたわたしはやっぱりあなたもそう思う?そうなのわたしも楽しくない!!と思って、わたしの親だけあるなぁと思った。
再三言うけど、楽しい人からしたら楽しい仕事なのは重々承知だし、適所適材の法則からわたしが溢れちゃってるだけなんだけどね。

言葉を選ばず簡単に言うと、うちの母はわたしから見ても結構なお馬鹿ちゃん。逆を返せば憎めない可愛さのある人なのだけど、いつもどこか抜けてるし愛嬌だけで乗り切ってきた場面が多々ありそうな人である。おそらく母もこの仕事は全然向いてないタイプ。そして、私もそういった母のDNAをしっかり引き継いでる自覚がある。だから、自分と似た属性である母が今の感情を理解してくれたことは「私みたいな人間からしたら楽しくないよね?!」って職場の人とは共鳴できない感情を肯定されたようで心が軽くなった。それに、母の言葉はこねこねと細かい情緒にまで言葉を尽くしてないけど「仕事楽しくない」という純粋な私の負の感情の核を突かれた気がしてハッとさせられる。このように愚直な母の性格や言葉選びから出るアドバイスに救われたことは
今までの人生でも何度もあったことを思い出した。

あと、最近そもそも知人と会う機会が2週間ほどなかったから、誰かと会話をすることにストレスが解消されていくのを電話中に感じた。やはりわたしには自己完結で済んでしまう世界が向いていないのだと思う。私は他者と関わってこそ自分が生きている意味や楽しさを感じる方だけど、それが苦しいと思う方の人だっている。きっと私も今属してる環境においては"じゃない方"になってしまっただけ。果たして"じゃなくない方"になれる場所は何処や。


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