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【読書記録】読んだら忘れない読書術


非常に耳が痛い部分が多く、読書があまり血肉となっていないな‥と思っていたところを突かれた感じがしました。
目からウロコな考え方も山盛りで、私は元々読書が得意ではないのですが読書のモチベーションがさがったら何度でも手に取りたいバイブル的な本になると思います。
早速、本書でも薦められていた「アウトプットする」をここnoteでやってみようと思います。

ネット情報ではなく「本」を読む大切さ

まず筆者は「本を読むことの大切さ」について解説しており
タイトルにある「忘れない読書術」よりも私に刺さったのはこの部分です。
以下、3セクションに分けて書き留めたいと思います。

筆者はネット情報を「デパ地下の試食」に例えています。
これまでの私はまさに、ダラダラと日々情報の試食を繰り返していました。
私はスマホ依存、というよりは「情報ホリック」?のような状態で
暇さえあれば家事ハック、お得情報、美容情報、仕事術…
ありとあらゆるジャンルの小ワザやノウハウを
Twitterやインスタ、YouTubeをサーフィンして漁っていました。
「これはいい!」と思ったものに
片っ端からいいねをつけてブックマークしますが
(実際に活かしたものもあることはありますが)
大半がその場限りで、毎日たくさんの情報に埋もれてしまっていました。

一つ一つは美味しくても、体系化されておらず「断片」でしかない情報は本当にお腹を満たして身になってはくれません。
筆者は1年経って古くなるものが「情報」、10年経っても古くならないのが「知識」であり、ネットで得られるものはほとんどが「情報」と定義しています。

本を読めば、著者が体系化して整理してくれた「知識」を得られる。
読書は嫌いで苦手なくせに、ネットの文字情報は必死に漁っていた私は
なんて浅はかだったのか‥と思いしらされました。
断片的な情報ばかり得て、フォロワーが多いだけの人が呟く
裏打ちされていない話にも何度踊らされていたのだろうかと思います。

とはいえ、今日もついつい試食をしてしまいました。。
少しずつ習慣を「読書」の方にシフトチェンジしていこうと思います。

読書で他人の経験が買える

私は取扱説明書を全く読まずに家電を使い始めるタイプです。
普段初めてのことや慣れないことに取り組む時も同じで
「やっていくうちに体が覚える」「力技でなんとかする」みたいなことを
ついやってしまいます。
最近だと今更ながらエクセルと本格格闘しているのですが
ショートカットや関数を碌に覚えないまま
力技で作業を捩じ伏せて仕事を済ませようとしていました。

本は他人の経験を追体験できるもの。
すでに何人もの先人が、何十時間もかけて得た経験や知識を
たくさんの本にまとめてくれています。
エクセルなら入門本から、関数やショートカットを駆使して
楽をする方法を解説した本はいくらでもあります。
そこから効率的な方法を学び活用すれば、何十時間もの無駄な試行錯誤を
節約することができ、少々逆説的ですが読書で時間を増やすことができる。
この考え方はとても合理的だと思いました。

「知っている」だけで未来が変わる

ストレスは根本の原因が解決しなければ続く、というのは
自明のことに見えますが、精神科医の筆者曰く
これは実は少し違うのだそうです。
「悩みに対する対処法を知っているだけで」でストレスは軽減する」のだそう。

人間関係、仕事、恋愛、病気‥似たような悩みを持った人が
それについて綴った書いた本は山ほどあります。
私は後ろ向きな考えをしがちなタイプで、日々色々なことにクヨクヨして
常に何かしらの悩みを抱えている感じがしますが
既刊の本で対処法を知れば根本解決にはならなくても
それだけで違うというのはとても心強い話です。

また「年収1000万円になるにはどうしたら良いか」という問いを例に
「人間は思いつかないことは実行できない」と述べています。
例えば本を読まない就活生だった当時の私と
普段から読書をたくさんしている経営者に聞いた1000万円の稼ぎ方は
思いつく個数もバリエーションもかなり違うのではないかと思います。
ここで答えとして出てこなかった「稼ぎ方」は絶対にやりようがなく
逆にいえば、「知っていることが多ければ世界が広がる」ということでしょう。

「引き出しが増える」とよく言いますが、すぐに何か使うことはなくても
自分の中にある「引き出し」が増えるというのは
人生の選択肢や心の拠り所が増えることにつながる。
そのためにはやはり本を読んで、いろんな人の経験を
お金で買うべきなのだと思いました。

「本を読んだ」と言える読書術

「本を読んだ」と言えるようになるには、読んだ内容を自分で説明できて
他人と議論できるレベルに理解する必要がある筆者は言っています。
線を引きながら本を読み、内容を他人に話す。そしてこのnoteのように
定期的にアウトプットをしたいと思います。


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