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3年目の苦悩

 3がつくときは、要注意だとよく言われる。付き合って3ヶ月の倦怠期、3年目の浮気、そして社会人3年目の転職。

 私、本日めでたく3年目を迎えることができました。泣いてはいますが退職はしていません。いま、職場のトイレに引きこもってこれを書いています。あまりにも気持ちがグチャグチャで。

 民間からの転職者は口を揃えて、「公務員はラクだ」と言う。公務員以外の経験をしたことがない私にとってその言葉は呪いだ。なぜなら、転職してもこれ以上の職場は無いことを暗に感じ取っているから。だけど、この職場で65歳まで務めあげることはできないだろうと日々感じながら生きている。

 仕事にやりがいなんてない。この業務が何のためになるのか、目的は何かなんて高尚なことを考えながら仕事をしている人が果たして世にどれくらいいるのだろう。少なくとも、丸2年働いて、私はそんなこと出来ないと気づいた。うん、無理。

 転職していく先輩方を見て、1抜けピだ、羨ましいと羨望の眼差しで見つめる一方、ここより良い職場なんてないしただの青い鳥症候群こじらせ人間じゃんと侮蔑的な目を向けてしまうこともある。そこに青い鳥がいるかなんて誰にもわからない。ただ、博打を打つ覚悟がある人だけ捕まえることができるんだろうなとは思う。たぶん私にはない。

 あと15分で休憩が終わる。つらい。仕事なんてほぼない。休みたい。でも、係長や課長、係員みんなに「すみません、休みます。」という方がもっとつらい。休むのは権利じゃないのか、なぜ休むのに詫びがいるのだろう。社会人の常識?なら、みんなで社会人なんてやめちゃおう。社会なんてぶっ潰そう。アルマゲドンが来る日を願って、現実を耐えよう。さあ、トイレから出ます。


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